自分自身にとって今年初となるレースが始まった。当初このレースにも参加の予定は無かったが、チームメートの体調の都合等もあり急遽参加が決まった。
トレーニング不足の不安はあるが、中国で行った合宿でも体は良く動いていたのでむしろプレッシャー無く望む事が出来て良いのかもしれない。
レースはスタート直後からアタックが断続的に掛る展開。今回のレースは今日も含め平坦が多いレースなので、スプリンターを勝たせたいプロチームがコントロールに入り、大集団でのゴールスプリントになるであろうと言うのが通常のシナリオ。しかし、ステージレース初日というのは、レースリーダーとそれを抱えるチームのコントロールが無い為、思わぬ展開がある。
今日はまさにその思わぬ展開が待っていた。序盤にできた19人の逃げが決まり、抑えに入る選手も不在でそのままメイン集団とのアドバンテージが広がった。そこにスキルシマノからは私と狩野が入る。最初は追うチームもいたようだが、さすがに19人がローテーションして逃げるスピードを長時間上回るのは難しい。
追うことをあきらめた大集団と逃げ集団の差は一気に広がり、6分、9分、13分。残り80kmを切って15分のアドバンテージを作ったことにより、逃げ切りは確実となった。
狩野さんと私の今日の最低限の仕事は、このままゴールまで行くこと。もちろん隙さえあれば勝ちに行く。ラスト40kmで足が痙攣を始めた。初レース、しかも寒い日本から灼熱の中に来たため、予想はしていた。騙しながら走り続けるしかない。
最後のスプリントポイントをメイタンの福島晋一が1位通過。
集団は一時期落ち着いたがラスト10kmでアタック合戦が始まった。皆さすがに疲れているようで、長くは続かない。しかし、最後はブイグテレコムの選手がアタックを決めそのまま数秒差で優勝。私は後方の集団スプリントで上位を狙ったが10位に入るのが精いっぱいだった。
中間スプリントポイントを取った福島選手はアジアリーダーに。
熱いレースで体力の消耗は激しいものとなったが、逃げに2人乗ったことで、この先のステージでは有利に働くに違いない。
総合成績でいい結果を目指したい。
今日の結果、チーム総合成績で2位につけた事も大きな成果。この位置を守り、できればチーム成績でもトップを目指したい。
毎日書けるとは思いませんが、レースの報告を出来る時にはしようと思います。応援よろしくお願いします。
