カラオケボックスに落ち着いたユル、ジェシカ、ハナ、チェギョンはそれぞれ飲み物を頼み話始めました。
ユルがジュニアスクールに通うころ隣の家に越してきたジェシカ。
一人っ子のユルは妹が出来たようでジェシカの家によく遊びに言っていたと言いました。
けれど大人になると其々恋人ができたり友達との付き合いが多くなったこと。
ジェシカが子供の頃の話をいまさら持ち出されても困ると言いました。
ジェシカはユルお兄さまが他の女の人と付き合っても直ぐに別れるので最後は自分に戻ってくると思っていたと言いました。
確かにハナを知る前は何人かと付き合った。
でもハナは違うんだ。
ハナが僕を受け入れられなくてもそばにいたいし守ってやりたい。
母さんがジェシカのことをお嫁さんにしたかったのは祖国を追われ後ろ楯がほしかったせいもあると思う。
ジェシカの家はイギリス貴族だし。
ごめん、ジェシカ君を傷付けて。
ユル、私の方こそごめんね。
ユルとは兄妹だってわかっていたの。
マーチンにふられてあわよくばって思っちゃった。
ハナさんもごめんなさい。
ユルを幸せにしてね。
帰るわ。
ジェシカさん、良かったら今夜家に泊まりませんか?
ホテルは決まっていますか?
ハナさん、迷惑じゃ無いの?
独り暮らしだから大丈夫よ。
チェギョン、ご飯はあなたお願いね。
今日は休みだから大したもの出来ないよオンニ。
ユル様の子供の頃の話を聞かせてくださいね。
ハナさん、僕もチェギョンから君のこと聞きたい。
ジェシカさん、初めての異国のお友達だわよろしくね。
みんなでチェギョンの店に行き楽しく夕飯を食べました。
それからハナの家に行ってジェシカとハナは一晩中おしゃべりしたようです。
次の日は観光案内をして景福宮に来ました。
ここはユル様が五歳までお暮らしになったそうです。
今は昨日お会いしたイ・シン皇太子がお暮らしです。
チェギョンさんと皇太子は?
まだ秘密ですが来年結婚するみたいてす。
ワァオ、おめでたいね。
ジェシカ、まだ記事にしないでね。
皇太子って恐いのよ。
チェギョンのことになると別人なんだから。
その夜ジェシカはイギリスに帰って行きました。
シンはカップルリングを渡しチェギョンは9月で店を閉めることを報告しました。