妄想【宮】パラレル24

先日のお妃教育の後東宮殿に入れなかったカン・ヨンジュは怒り最高潮で家に帰った。
思い返せばはらわたが煮えくり返った。
普段は王立高校に通うヨンジュが王族の仲間(子分)に芸術高校の見学の案内をさせていると廊下の反対側からチェギョンが仲間と歩いてきた。
ヨンジュはチェギョンを呼び止め自分に付いてくるように言った｡
おとなしくついていこうとするチェギョンにガンヒョンが待ったをかけた。
話をするだけと言うヨンジュにチェギョンは大丈夫と付いていった。
胸騒ぎが収まらないガンヒョンはギョンに電話をしてSPを貸してほしいと言った｡
チェギョンの後をヒスンとスニョンが付いていった。
ギョンもガンヒョンの剣幕が不安でSPを呼びつけシンにも連絡した。
チェギョンは学校の中庭の噴水のところでヨンジュと向き合った。
貴方ってどうやって殿下の気を引いたの？
その貧相な体かしら？
チェギョンが答えないでいるとガンヒョンが追いついた。
チェギョンを庇うように立つとチェギョンは殿下の保育園の時からのお気に入りなのよ。
でも東宮殿に自分だけ入って殿下の相手をしていたんでしょ。
カン・ヨンジュこれはどういうことだ？
チェギョンは俺の唯一のお気に入りだ。
庶民のくせに生意気よ！
シンの言葉に逆上したヨンジュがガンヒョンごとチェギョンを押して噴水の中に落としてしまいました｡
ギョンのSPとシンのイギサがあわてて二人を引き上げました。チェギョンを抱き抱え帰ると言ったシン。
ギョンもガンヒョンを抱き抱えようとしましたが拒否され車で送ることだけは頷いてもらえました｡
ヨンジュはイギサに拘束され宮に連れていかれました。