「ねぇねぇシン君私たちって今、留学しているでしょ。」
「あぁ、庶民生活体験留学だけどな。」
「ホントの留学ならどこに行きたかった?」
「立件君主制の国にいくか、映画の勉強に行くかによるな。」
「皇帝になるための勉強ならイギリス?」
「イギリスの王室ならユルがわかるだろうから
日本かな。
でも幸せの国ブータンならお前向きかもな?」
「あたしはブルネイでもいいよ。」
「あいつの国だからか?」
「えへへ、それもあるかも。」
(チェギョンは台湾で活躍するウーズン君がシンに見えてファンなの。)
「じゃあ、映画の勉強に行くならフランスなの?
ヒョリンも待ってるもんね?!」
「バカ、フランスに行くなんて言って無いぞ。」
「だってユル君の別荘で行きたかったって言っていたじゃない。」
「今は映画ならハリウッドだろ?まあインド映画も活気があっていいよ。」
「じゃあ、がんばって賞品ゲットだわ。」
「賞品ゲットってなんだ?」
「年末商戦で福引きがあるのよ。特賞が京都旅行だって。」
「なにも景品で行かなくても自分で行けるだろう?」
シン君ってわかってないね?庶民のささやかな夢なんだよ。」
「なんで?」
「庶民は仕事の休みも少ないし、生活以外のお金をあんまり使えないの。
御曹司みたいにすぐ海外旅行なんていけないんだから。」
「チェギョン俺達がもし当たっても簡単には行けないと思うぞ。」
「なんで?」
「警備は?」
「あっ、そうか。」
「まあ当たらないうちから考えてもしかたないか。」