シンはチェギョン部屋に入って英語の辞書を探していました。
チェギョンに貸した辞書が返って来ないので自分で探しにきたのです。描きかけのキャンパスの下から箱が出てきて宝物のシールについ蓋を開けてしまいました。
チェギョンが高校生の頃使っていたネズミの髪止めやブローチなどがいくつか入っていました。その中にピンクのふわふわの髪止めのゴムを見つけました。
シンは昔、お祖父様がまだ生きていらしたころ宮に同じくらいの子供が時々遊びに来ていた事を思い出しました。
その中にチェギョンもいたのか。
そういえはピンクのウサギによく噛まれて泣いていたんだ。
チェギョンは何て俺に噛みついていたんだっけ?
子供達の中に女の子は二人男の子が二人だったよな。
男の子同士で遊んでいるときは噛まれなかったな。
女の子の・・・名前忘れたがその子と遊んでいると噛まれて泣いたんだ。
シンはチェギョンがその頃から自分を好きなのかと嬉しくなりました。
チェギョンにその話しをするとだってユル君は二人に平等に可愛いって言ってくれたけどシン君ははヤン・チュンばっか誉めるんだもん。
あの頃から女心がわからなかったのね。
女官のおばさん達もねユル君は皇孫だから触ってはいけませんって怒られたもん。
かけっこしてうっかりユル君に掴まった時女官のおばさんにお尻つままれてスッゴクいたかっの。
シン君はあたしにいじわるだったけどおやつを分けてくれたよ。
お前は許嫁の話が俺の事だとわかったとき子供の頃のこと直ぐ思い出したのか?
チェギョンが俺に噛みついて泣かせていたなら
今夜は俺がチェギョンを泣かせる番だな!?

辞書は見つからずシンはチェギョンに沢山の花を咲かせる仕返しをしました。