チェギョンは東宮殿の中に入って来ると女官に[女官のお姉さんお水はどこで飲めますか?]と
聞きました。
シンは腕時計を見ながらギョンにガンヒョン達を呼びに行かせました。
[外は暑いか?チェギョン。]
[少しね。]
シンは女官に冷たい飲み物を用意させました。
チェギョン達は時間がないとすぐ庭に戻ってしまいました。
日が落ち始めた頃チェギョン達は絵を描くのを
切り上げて戻って来ました。
インとファン、ヒスンとスニョンは宮の車で帰りました。
チェギョンは今日のお礼を言う為にヘミョンの部屋にいました。

暫くして映像科のシンの所にチェギョンが訪ねて来ました。
[先日は宮のお庭を描かせて頂きありがとうございました。
実は完成した絵をコンクールに出すので殿下がお撮りになった写真を見せて頂きたいのです。]上目遣いで頼むチェギョン。
[俺のだけでいいか?他のヤツも見るか?
近くにいたギョンに声をかけると明日美術科の
教室に集まることになりました。

翌日シン達が美術科の教室に入るのを見かけた
ヒョリンはシン達を追いかけ美術科の教室を伺っていました。
先日シンに宮に招待されなかったことに悔しさが込み上げて来ました。
(私が呼ばれなかった宮にあんな庶民が呼ばれたのよ?覚えていらっしゃい。)
賑やかに写真を見ていたチェギョン達。
それぞれ風景だけでなく本人達も撮られていたことに大喜び染ました。
シンに帰宮の車が着いたと連絡があった。チェギョン達はそれぞれ写真をもらい解散した。

シンは宮に帰ると上殿に挨拶に行きました。
皇太后様がシンに言いました。
[先日のお昼は楽しかったのう。またチェギョンさん達を呼んで欲しいぞよ。]
[おばあ様チェギョン達は姉上が宮に呼んだのです。私に言われても。]
同じ学校だものシンが呼んでもいいと思うわ。
あっ、そうだおばあ様チェギョンとユルは同じクラスだからユルに呼んでもらいましょう。
[そうじゃなシンでもユルでも楽しい時間が過ごせればよいのじゃ。]