調達Gのひとから問い合わせ。

「取引先の営業担当の課長(本人)が亡くなった。

会社から弔電供花するにはどうしたらいいか」

かつてはそこそこの会社だったので、

それなりのルールがあって、

慶弔依頼表を作成し、工場長の承認を得た後、

ここで受付し、CAOの決裁が下りて、

初めて弔電供花の手続きにはいれる。

「取引先の」そういうのは、

ここに来て3年弱になるけど、1件しか見たことがなく、

それも請負会社の会長逝去の社葬があって、

そこにおくったくらい。

会長でも社長でもなく、ましてや役員でもない課長クラスに、

そういうのはかつて例を見ない。

等々を伝えたら、彼は「一考する」とのこと。

お世話になっているレベルがどれほどなのかわからないけど・・・・・

一般的にはあり得ないでしょう。

ここで、もし何の問答もなく実行したら、

今後同様の事例が生じたときは、全部に対応しないといけない。

それは、客観的判断とは言い難くなる。

社長会長はよい、部長課長ならよくて、担当者ならだめとか、

どこで線を引くべきなのだろう?

仮に「お世話になった」としても、それは対会社間であって、

そのトップの訃報ならまだわかるけど、

営業の人ってなると、所詮はその会社の一個人にすぎないわけだ。

社葬でもなく、個人の葬儀に、会社から何かアクションを起こすというのは、

あまり良いこととは思えない。

日々の交渉で個人的に世話になったというなら、

一個人として弔意を示すべきではないか。

だって、弔電って3,000円もしないし、

供花だって10,000円くらいでしょう。

日々お世話になっている担当の人が亡くなったときに、

会社として弔意を示すなら、

日々お世話になっている担当の人の結婚や出産にも、

会社として祝意を示すのですか?

ということになりませんか。

亡くなったときだけ特別扱いするのは、

客観性に欠けるといわざるを得ないな。

でも、もしかしたら、要求してきた調達Gの人、

マージンもらってたとか、接待受けてたとか、

自身が(個人的に)お世話になっていたのかもしれないな。

まぁ、そう疑われても仕方ありませんよねー。

そして顛末は。

彼が工場長に直談判して、了解を取り付け、

あらためて申請なさいました。

なので、交際費決裁の手続きを経て、

弔電の手配をしたのでした。

何か腑に落ちないな。