懸賞のハガキを書き終えて、
テーブルの上に置く。
そのときは、きょうポストインしようと思っている。
しかし、出かけるときにそのハガキをかばんに入れるのを忘れている。
結局、投函は1日遅れる。
週末に会社で着る社服を洗濯して、
週明け月曜日には必ず会社にもって行かなきゃいけない。
それはもうこれまでずっとのことなので当たり前なんだ。
その社服は干したあと取り込んだら、
ハンガーのまま、ハンガーかけに他のものと一緒にドンとかける。
さて、そして週が明ける。
月曜日の朝だ。
会社に行くときに、そのハンガーかけの中から、
社服を取り出して、かばんの中に入れるのを忘れる。
それが今週だった。
逆のケースもある。
部屋に居るときに、ゴミ袋がないから、それを買わなきゃと思う。
そして、出かけるときも、「あっ、ゴミ袋なかったよね」
買って帰ろうと思う。
車の中でもそう思っている。
それはスーパーに向かう途中でもおぼえている。
なのに、だ。
スーパーについた時点で、それが頭の中から飛んでしまって、
その「買わなきゃ」を思い出すのは、自分の部屋についてから。
「あっ!」と思うわけだ。
これはもう、確実に健忘症ですな。
いや健康ではないから認知症に少しづつ近づいている。
いま、それを感じてならない。
まさに、綾小路きみまろの
「眼鏡をかけて眼鏡をさがす」だな。