報道ステーションサンデーに、
桜宮高校の体罰問題で、
橋下徹市長が生出演。
市教委・教員・生徒・保護者、
すべての意識が勝利至上主義に侵されていて、
その一般的な常識の欠如がもたらした
いわば必然的な「犯罪」」である、
という橋本市長の弁はわかりやすかった。
取材に応じた保護者も、
生徒の心が、気持ちが、傷ついているとか、
会見した生徒8人にしても、
生徒のことを考えていないとか、
でも、彼らはは全て3年生だった。
卒業したら、桜宮高校の未来なんか何も責任のない人ばかりで、
興味すらないはずの無責任な人ばかりの主張が前面に出てくることに、
大きな矛盾を感じた。
だからこそ本来の教育のあるべき形を示さねばならない首長としての
橋本市長の見解は実に明快だった。
しかし、行政権(予算執行権)があるからこそ、
橋本市長は発言できた。
これを、一般企業に置き換えたら、
桜宮高校であった隠蔽体質はきっとたくさん存在している。
上場企業にお定まりのコンプライアンスなんてものは、
現場には全く関係ないのが現実だ。
もしもコンプライアンス違反を通報(告発)しようというもんなら、
人事権を見せびらかせて、降格・異動・退職勧告まで、
だから企業の隠蔽体質は永遠になくならないんです。