夕方、家賃を払いに行った。
大家のお母さんが物忘れをよくするのは半年くらい前から気づいていた。
毎月払いに行っている僕の名前すら忘れるくらいだった。
「どちらさん?」と問われ、名乗らなきゃいけなかった。
そして「きょうは?」と尋ねられ、「家賃を支払いに・・・・」
きょうは、お父さんが出てくれて、
家賃の手続きをしてくれた。
傍らにはお母さんも立っていた。
お父さんが、半分笑いながら、
「いや、コイツ、物忘れがひどくてね、要介護1なんですわ」
といった。
そういいながら、お父さんも、
領収書のつづりを開き、ボールペンをふと止めて、
「お名前、何でしたかねー?」と笑った。
う~ん、おふたりともじゃないか。
現実は厳しい。
この夫婦、どちらとも80歳をこえている。
でも、朝は一緒に散歩され、
立派な庭と小さな畑をつくっている。
一見、そんな感じはないんだけど、
現実は厳しい。
月に一回でも、
それを垣間見るのは少し辛い。
大家のお母さんが物忘れをよくするのは半年くらい前から気づいていた。
毎月払いに行っている僕の名前すら忘れるくらいだった。
「どちらさん?」と問われ、名乗らなきゃいけなかった。
そして「きょうは?」と尋ねられ、「家賃を支払いに・・・・」
きょうは、お父さんが出てくれて、
家賃の手続きをしてくれた。
傍らにはお母さんも立っていた。
お父さんが、半分笑いながら、
「いや、コイツ、物忘れがひどくてね、要介護1なんですわ」
といった。
そういいながら、お父さんも、
領収書のつづりを開き、ボールペンをふと止めて、
「お名前、何でしたかねー?」と笑った。
う~ん、おふたりともじゃないか。
現実は厳しい。
この夫婦、どちらとも80歳をこえている。
でも、朝は一緒に散歩され、
立派な庭と小さな畑をつくっている。
一見、そんな感じはないんだけど、
現実は厳しい。
月に一回でも、
それを垣間見るのは少し辛い。