こんばんは。
毎年1月にパリで開催される
2つのインテリアイベント。
少し遅くなりましたが
その2024報告会に参加し、
最新トレンドについて伺ってきました。
欧州最大級インテリア見本市
「MAISON&OBJET」
(メゾン・エ・オブジェ)。
ほぼ同じ会期で開催される
「Paris Deco Off」(パリ・デコ・オフ)。
こちらは世界中のファブリックスや
壁紙を扱うエディターを中心に
パリ市内を会場にして
新作コレクションを発表します。
地球の環境問題が年々深刻になる中、
人はかつてないほど
自然への回帰を求めている。
そこに最新のテクノロジーが加わり
自然と調和して持続可能な未来を促そう
というのが今年の見本市のメインテーマ
「TECH EDEN」
ご紹介したいものは沢山あるのですが・・・
やはり私はファブリックが好き。
今日はパリ・デコ・オフのレポートで
印象に残った壁紙とファブリックを
1つずつご紹介しますね。
まずは壁紙。
ベルギー "OMEXCO"(オメクスコ)の
新しいコレクション。
出典:
ガマやクワなどの自然素材を
布のようにフラットにし壁紙に仕上げます。
吸放湿性にも優れるハイクオリティで
環境に優しい壁紙です。
こちらはカピスシェルという貝を使用した
壁紙です。
紙ではないですね
カピスシェルの英名は「windowpane oyster」。
食べることができます。
貝を採って食べた後、
残った貝殻はゴミになります。
壁紙以外にも、
残ったホタテや牡蠣の貝殻が
テラゾー(人造大理石の建材)に
生まれ変わったり、
最近はインテリアの世界でも
再生品として利用されています。
因みに2024年パリ五輪の一部会場でも
貝殻を使った椅子を採用しているそうですよ。
そしてファブリック。
フランス "LELIEVRE" (ルリエーブル)の
新しいコレクション
BELLE ÉPOQUE
(ベルエポック:美しい時代という意味)
出典:
レトロな雰囲気の柄が特徴的で、
写真(上下)のように
ファブリックを使用したランプシェードも
トレンドです。
私の好きな
クラシックモダンインテリアの雰囲気にも
とても合います
見本市全体としては
・自然を感じる柄
・ブークレ(できぼこした肌ざわり)
・フラッフィー(ふわふわ)
のファブリックが
多く出展されていたそうです。
海外のファブリックや壁紙は
日本のマナトレーディングやトミタなどでも
お取り扱いはあるものの
少し高価なこともあり
まだまだ日本のインテリアに
浸透していない印象です。
でもそこはインテリアの先進国、
欧州(米も)には
環境に配慮した素材や
魅力的なデザインの商品が沢山あります。
微力ながら
私の好きなファブリックを
少しでも多くの方に知って頂くために
知識を増やしていきたいと思います。
何気に英語の勉強にもなっています
インスタにもUPしてますので
よかったらご覧になって下さい。