さくら心中 第60話 | のだめと申します!

のだめと申します!

日頃ノドまで出掛かってるが中々言えない事、
今まで語れずにいた「ノドまでタメてた話を申告」などを掲載していく
自由ブログです。

第60話


さくら(林丹丹)が陸雄(佐野和真)と結婚する宣言に驚く桜子(笛木優子)。
しかも、えっちぬき生活になる事を知っていんいんらら~んな桜子には、到底想定外。
それをさくらからは口止めされる。
そこへ陸雄から結婚話を聞いて納得できない健(真山明大)が確認しに下りて来た。
「オイ、さくらオマエ本気か?」
「ぶふッ結婚の話やったら、本気です!」さくらはキッパリ言い切った。
「なんでよりによって陸雄と。結婚するんやったら、俺とする事になっとったやんか?」
あーあの焼肉店キスは、どうでもいいのね。
よりによって、俺だけの陸雄をさくらに取られたのが面白くないように見えるの私だけ?
「ね、お母さん」と健にふってこられた桜子は「私もホントにビックリして・・・」と適当に相槌を打つ。
「誰でもビックリするわ~。アイツは俺より貧乏やし、小説家としてもちょぼちょぼ雑誌に載せとるぐらいで、
まだ海のものとも山のものともつかんやないか?そんなヤツと結婚してオマエ、」
「陸雄さんは、赤ん坊の頃から一緒に育って、面倒見てくれたんやし男として懐も深いし」
「懐が深い?俺かてさくらの面倒は見てきたやないか。

な、なんでアイツがそんなに?オマエは、いっときの気の迷いで、決めてしまっとるやろ?

一生の事なんやから冷静に考えんといかん。衝動的に決めたら後で後悔するぞ」
健が諭しに入る。
「大丈夫、陸雄さんなら」またまたキッパリのさくら。
「なんで俺でなく陸雄と。え、陸雄とは結婚できて、お、俺とはできん訳があるんか?」
狼狽する健・・・なんかちょっと可愛い。
噴出すさくら。
言葉も出ない健は、まーた桜子に縋る。なんだかなー。
自分だけ玩具買ってもらえなかった事を駄々こねてるみたい。
「お母さんは理解できるの?こんな結婚認めるの?」
「そうね、愛し合ってても、どこまでやってけるか、私は心配やけど」
見ているこっちも心配だよ・・・
「安心してちょうだい。こういう結婚は、アタシに一番合っとるんやから」
「こういう結婚て、いったいどういう結婚じゃ、これは」思い通りにならないのが悔しい健。


さて、陸雄たちの結婚が決った所で両家顔合わせの日
場所は、やーっぱしここかよな勿論ほな美で。

「どうぞ先方さんもお待ちです」と仲居さんに案内されて
やって来ました、陸雄にさくらに桜子。
陸雄とさくらが目を合わせニッコリ幸せそう。
羨ましい・・・( ̄^ ̄)


座敷では、おめでたい席だからとお着物姿の押川家が揃ってます。
環(木ノ葉のこ)と兄の源次郎(原金太郎)が既に飲み食いしており、豊香(小野真弓)が接待。
環に酌などしている。
うわ~親族勢ぞろいだね。だったら豊香も仕事しないで、一緒の席に付けばいいのに、
仕事なのか、身内の出席者なのか紛らわしい。
桜子たちが入ってくると豊香が
「マアマア皆さん、このたびはおめでとうございます」と膝を付きご挨拶。やっぱり仕事なのかな?
席に着きながら「ありがとうございます」と、桜子
「姉さん、母さんも早かったんやなー」
「待ちかねたわなお前らもう~。奥さん、このたびは、ど~も」
「ご無沙汰してます、この度はご縁を頂きまして」
二人とも、手を付いてご丁寧な挨拶。
以前はさくらを巡って揉めてたけどこんな風に環は桜子と仲直り・・・!?
まあ、さくらも返してもらったしね。
「ご縁も何も~、陸雄とさくらは小さいころからこうなることに決まっとったんじゃ」
「・・・そうなんでしょうか?」やっぱり皮肉な息を吐く桜子。
「お母さん、お久しぶり、お元気そうやね」さくらに環を母と呼ぶのもなんだかなー。
「さくらー、オマエは見るたびに綺麗になっとるやないか、男なんて引く手あまたやのに
やっぱり陸雄が好きなんじゃ」いや・・・男性にご縁はなかったよね?健陸以外には、・・・
「ええ・・・」そういう事です」となりの陸雄を見ながら顔を見合わせニッコリ。
「アハハハ、わしは満足しちょる~。この縁談にお~いに満足じゃ。アハハハ」
ノリノリの環さん。

「そんなら、われわれは先にやってますから。じゃあ叔父さん」と陸雄が源次郎に酌を。
「あと、誰が来るんじゃ?」と、環。
「あと、いさみの社長と健」
陸雄が言ったそばで二人がやってきた。後ろの健がどうしてもどうしても納得してない顔。
「どうもご婚約おめで等ございます」と乾杯の音頭を勝がとる。
陸雄たちが「ありがとうございます」で、一同がグイッとやり、勝が
「いやーしかし縁いうものはどこに転がってるかワカランもんじゃなー」と言い出すと
「あー、今もな、話しとったんじゃけどな、うちの養子と養女が結婚じゃから
これで、押川家の身内もしっかりとー固まった~。やっぱり二人を養子にしとってよかったわ~」
と、環ってばやっぱり業突くババア?
櫛山家の資産も計算に入れて陸雄が身内になれば、何かという時にアテにしそうな腹ありそうだけど、
残り3話では、そんなに引っ掻き回しもなさそうね。あるのかな?

「私も嬉しい、さくらちゃんの花嫁姿が見られるなんて、しかも陸雄と」と豊香は、やっぱりこの場は兼業ね。
「お前もな、芸者辞めて、この若社長さんの嫁さんなったらどうなんじゃ?」
環に言われて「そうやね・・・そうしようかしら?」健の方にベターっとする豊香。
「賛成やわ。健兄ちゃんには、豊香姉さんみたいなしっかりした人が向いとるわ」
さくらに言われて
「あーそーか。俺には豊香がおるからって、それでさくらは俺を避けて、陸雄と結婚する気になったということか」

どうしてもどうしても素直に認められない健。
「解釈は自由よ」あくまでも陸雄一途の姿勢を崩さないさくら。
「式は、6月に挙げます」と陸雄が発表。
隣の勝が「おお、もう直ぐやないかー」と合いの手を入れると
「それでやっていけるんか?小説もろくに売れとらんのに、女房を養っていけるんか」健がまた横やりを入れる。
「ぼちぼち文芸雑誌の注文もあるし、ルポでも雑文でも、なんでもやっていく。
結婚したら、もうお前の世話になるわけにはいかんしな」
あのー陸雄さん、もっと早くにそれをすれば良かったのでは?
「よーわかっとるやないか、その言葉を忘れるなよ」陸雄に出て行かれて辛いくせに・・・の健。
「私も働く。今までどおり健兄ちゃんの事務所で働かせてもらいます。いいでしょ?」
今まで通り?週3日?どれくら貰ってるのかな?さくらに甘い健だから時給3000円位の高給だったりして。
普通に貰っていたら、陸雄の執筆収入がどれ位なのか不安定ならフルタイムの方がいいんじゃないの?
ほらほら夫を支える妻の役目でしょ?
「いいけど・・・な、お前等ホントに上手くいくんか?」まーだ言い張る健。
陸雄とさくらは顔を見合わせ「いきます!」きっぱり言い切るさくら。
「こんな汗臭い男、生理的に受け付けんのかと思っとったけどなー」まーだ毒吐く健。そんなに陸雄が恋しいの?
「そこまで健兄ちゃんに心配して貰わんでもいいの!」
「どういう結婚生活を送るつもりか知らんけど、まあそれをネタに小説でも書けや」
他に言う事尽きたようで〆てたようだ。
「さくら!早く子供を産むんじゃ。な?孫を産め」環が唐突に言い出した。
「孫?」え?うちはディンクスなんだけど・・・の、さくら。
「奥さん、孫の顔見たいじゃろ?」桜子に振ってみる環。同調を仰いだわね。
子孫残して財産狙い・・・あ、あくまでやっぱり業突くババアにしてみたい私。
「ええ、でも・・・」と、返事に困る桜子。
「おあいにくやけど、孫なんか作りません。子供なんか産みません」
「なんじゃと?」ああ、環財産計画が・・・?
「私らは、独自の生活プランを立てて、近代的な、男女関係でちゃんとやります、ね?陸雄さん」
と、陸雄にベターのさくら。
「ああ、そうや。そこらへんの有り触れた結婚生活やない。
それぞれの自己を確立した男女関係で、それでいて、甘くて切ない、夢のような家庭を作るぞ」
え?陸雄さんの新作にするんだよね?
「甘くて切ない夢のような家庭じゃ?は・・まあ、お手並み拝見させてもらうわ」まだ上から目線の健。
「ううん(咳払い)しかし、急転直下やな陸雄」デキ婚ってわけでもなかったね・・・陸雄に限って。
「恋なんてそういうもんでしょ?社長。今部屋を探しとるんです。結婚式の前に新居に引っ越そうと思って」
いちいちさくらをチラチラの陸雄。
「新婚旅行はどこに?」むっはっは~豊香姐さん、こういう席のこういう空気には欠かせない合いの手。
「ひ・み・つ」陸雄を見つめながら肩に凭れてベータベターのさくら。
あーもうッ!

勝手にしてくれ~~(ノ-_-)ノ ~┻━┻
嬉しそうな陸雄。
あんぐりの勝。
やってられんの健。
超ご機嫌の環。←金目当てだろ?
不貞腐れて杯を乱暴に差出し豊香に杓してもらってる健が一寸可愛い。


あの~(°д°;)

ここの場所がさくらにとって悪夢の塊だということはいいのか?

幸せいっぱいだからいいって事?

親族関係者でもある豊香も同席という形をとるのはここが一番だろうけど

悪夢の場所も幸せの場所も同じと言うのは、納得行かないけど

ロケ地を色々持ってくるにも予算の都合やらでうやむやむにゃにゃにゃにゃ?

いーのか・・・どうせコント仕立てなんでしょうから。

さくらのトラウマ克服もどうやってどうしたんかも不明だし

今も男性を受け入れられないとかなんだとかという描写も微妙に曖昧な継ぎ接ぎだし

悪夢も幸せで払拭したという事でリアルは求められん(-_-;

実際病と闘うとか言うお話は決して求めてないんでしょうし・・・


予定通りの6月の吉日、さくらと陸雄の結婚は挙式の運びとなりました。
控え室で留袖姿の桜子とウェディングドレスのさくらがいます。
さくらのヴェールの上にティアラをつけている桜子。
「どうかしら?これで」
鏡の中の桜子とさくら。
「ありがとう、お母さん」
傍で秀ふじ(いしのようこ)も目を細めている。
健がやってきた。
「綺麗やなさくら。絵から抜け出てきたみたいや」
「ほんまや、惚れ惚れするわ」合いの手の秀ふじ。
「あんな出来損ないの小説家にくれてやるんは、返す返すももったいない」
まーだ言ってるこの期に及んで。陸雄が離れて行くのが淋しいのね。
「さくら、幸せになれるんやね?ほんまに幸せに」秀ふじが念を押す。
やっぱし・・・えっちなし生活で上手くやるのは、困難だろうと踏んでるわね。事に陸雄が素直すぎるから。
大きく頷くさくら。

嫁入りの日って私も似たような気持ちで居たわね。
若かったわ~~実に見も心も全てに若い。

「さくら・・・」感極まって涙する桜子。
「お母さん」
「幸せになって頂戴」
「ええ、必ず」


媒酌人は、押川家本家の主人夫妻。
金屏風を背にして列席者に挨拶をする陸雄とさくら。
洋装なんだね・・・
佐野クン結婚式のシーンって初体験じゃない?
マサくんは何度もやったけど。
佐野クンだったら和装の紋付袴も似合うよ~~宮田時次郎のイメージもあるから。
期待してたんだけど、タキシードか・・・
でもでも様になってるわ。(///∇//)

あら、さくらにお友達がいたんだー。
確かに「お友達がみんなバージン捨てた」とかなんとか言ってたけど
ちゃんと居たのか。
でも、この年頃ってこういう艶やかな席好きだから仲良くなくても着飾っていく場所目的でOKしたっぽい
と、あくまでもさくらに毒の目を向けてみる。
だって隣で陸雄が意外そうな顔して見てたので、さくら友人存在説を疑っていたのかも・・・
お辞儀が丁寧だわ・・・佐野クン。
笑顔がキラクリお目目だし・・・
お正月の『ガチバン』ハイタッチ握手会もこんな感じだったのかなーと考えてみたりして。

そこへ沙也香(須藤温子)と雄一(大熊啓誉)がやってきた。
「ど~も~。おめでとうございます。よかったわね~さくらちゃ~ん。
でもわたしらは、何やキツネにつままれたみたいやな~」
「は~、こういう組み合わせ考えられんかったわー。縁は異なものやなー」
「ほんとーに・・・それじゃ」
と、そそくさ会場へ・・・邪魔しにキタであろう夫婦漫才。
相手が大熊さんだから成立しそう。
漫才披露してるときの、陸雄とさくらの「しら~」っとした顔が・・・なんともおかしい。


披露宴会場では、招待客だかゲストに呼んだアーティストなんだか
さくらの友達なのか、シフォン素材で淡いモスグリーンのティアードドレスの女性が演奏する

ヴェルディ歌劇《椿姫》「乾杯の歌」のバイオリン演奏が鳴り響く中
陸雄とさくらが壇上で見つめ合いラブラブモード。
彼らを挟む両隣では、媒酌人の夫妻が食事をパクパク。

桜子たちのテーブルでも皆さんお食事中。
健なんて食欲ないわ~。飲まなきゃやってられんって。
「おい健、お前悔しないんか~、さくらみたいな美女を、他の男にさらわれて」
雄一にいらんことを言われ健。
「親父さんに、そんなこと言われたくないわ」
「けど私は不思議でしょうがないんや。
さくらちゃんは東京から来たあのカリスマ美容師に夢中やったはずなのに、
何で急にあんなメガネザルみたいな男に乗り換えたんやろ。どうしても合点がいかんわ」

ふと、そこで後ろのテーブルの環が振り返った。怒り顔・・・

うん!そうだよ。
オスカーさん!沙也香にいらんこと言わせないよう躾けてくれ!
佐野クンにメガネザルは・・・全く合わない例えだと思うよ。(-。-;)

メガネザルって、自分とか娘の睦美(尾崎千瑛)の方が適正じゃないの?睦美は、もう出ないみたいだけど。

この千瑛ちゃんって素顔は、とっても可愛い美少女。

2004年にはTBSの昼ドラ『虹のかなた』でヒロイン小川ちひろの幼少時代を演じた子だったのよ。

歌も踊りもちゃんとやってて健気で前向きな頑張りやの役どころに涙したりしたものよ・・・

あの目の笑顔で見覚えがあると思ったら、そうだったのか。こんな役もやるのね~

睦美役でえげつない事を言ってる割りに、可愛く見えたのは、その名残があったからなのか。


「沙也香、やめるんや。こういうメデタイ席でそんなこと言うな」
勝が止めるが止まらぬ沙也香。
「あら!私かてさくらが赤ん坊の時には一生懸命になって育ててやったんやから、
これぐらいは言う権利あると思うわ」
「そうじゃとも!わしかて自分の子やないのに桜子が乳が張った言うから車で送り迎えして、
つくづくお人よしやったと思うで~」便乗トークを並べる雄一。
同じテーブルの桜子と秀ふじが目配せしてクククと笑ってる。
こいつら二人を見下してるってことか・・・やっぱり。
「東京から来たカリスマ美容師をせっかく紹介してやったいうのに、親子で取り合って、
その挙句に居たたまれなくなったんやろか、カリスマは逃げてったんやないの」
「あんた、ちょっと黙ってくれへん?」秀ふじが止めに入る。
「黙ってられんから言ってるんやないの。
わたしらはな、さくらが宅間さんと結婚するんやったら仲人になって、
うまいことまとめてやってもいい思っとったのに、桜子、あんた反対したんか?」
「やめなさい、もう」
再び秀ふじが止めるが全く止まらぬ沙也香。
後ろでは、環も豊香も立腹顔。
「けど、オカシイやないの!この結婚には何かある。健ちゃん。そう思わない?絶対変や」
と、捲し立てる沙也香に水がバシャーッ!と来たーー!
「黙らんかこのおたんこなす!うちの子らの結婚にケチつけるとこのわしが許さんからな」
環がたまらず仕置きに来た。後ろで止める豊香。
悲鳴を上げる沙也香に、秀ふじと桜子は、溜飲を下げる。
周りではクスクス笑いが立った。


この会話から、やっぱりトックリ比呂人ソックリ宅間(徳山秀典)は、沙也香たちの手先じゃなかったわね。
桜子親子から、突き落とされて離れて行った・・・という筋にしか伝わらないけど
その見方でよかったのかしら?
徳山くんの出て来た役割って、よくわかんなーい。
傷つくために出て来たんだったら可哀相~。まだ何かあるんだろうか?


その夜、ふじ川では、桜子と秀ふじがさくら達が上手くいくかどうか心配していた。
特に、のーえっち生活が、とっても気になる秀ふじは、
陸雄さんいつまで辛抱できるんやろ。

生身の男が」と、具体的な心配をダイレクトに斬って行く。
「小説家だから、独特の考えがあるかもしれないけど」
精神的な愛だけの夫婦やなんて、綺麗事過ぎて何や信じられへん。
当面の間、さくらの嫌がるようなことはせんとこうと思ってるだけなんやないの?
そのうち徐々に慣らしていこうっていうつもりなんやないかしら」中々鋭い秀ふじ。
「時間をかけて?」
なんて話してるところへ泥酔の健が勝に連れられてやってきた。
「なんや悪酔いしそうや・・・」フラフララ~。
要は、また陸雄たちの愚痴・・・ほんとに健は、陸雄が好きなんだね。
「さっきから同じ事ばかり」と呆れる勝。
「そやけど、新婚旅行イタリアに二週間やぞ。ローマ・ベニス・フィレンツェ・ナポリ。
よっぽど自信があるんか陸雄は!
なんぼ風光明媚なイタリアでも、夜は女と寝んならん。観光でうっとりさせといて、
うまいことせっくすに引き込もうって作戦か」くだを巻く。
「オマエがそこまで心配せんでもいいんや、あの二人はもうできとる」キッパリ断定の勝。
「できとる?」陸雄のヤツ、何時の間に・・・?と反応する健。
「今日のさくらのうっとりした目見たやろが。陸雄を見つめるときのあのうるうるした愛のまなざし。
若い二人やないか、案ずるより産むがやすしや。できとるから新婚旅行もたっぷり時間取っとるんじゃ」
「いや、しかし、あの男嫌いのさくらがそう簡単に・・・
あ、帰ってきたときは、ハネムーン離婚しとるんと違うか?」と酔っ払いの明暗状態が出て来た。
「あ、お母さ~ん。ごめ~んこんなこと言って」桜子を後ろからガバー。
「おいおい」ちょっと勝さん反応しちゃった?
桜子は目の前の水を健に渡す。
「けーんちゃ~ん、ここではええけど、滅多によそでそんな下品なこと言わんほうが」窘める秀ふじ。
「あーあーあーすんません。あー俺は切ない。何や胸が痛い!」カウンターに突っ伏してしまう健。
金貸し業には厳しい若社長もこういう時は、情けないなー 。
「まだまだおこちゃまだ」と秀ふじも桜子も勝も、みーんなそういう目で見てます。

実際オコチャマだ。


蝉が五月蝿く鳴く季節になり――


健が起きて冷蔵庫を開けていると、桜子がやって来た。
「健ちゃんオムレツ食べる?」
それだけではなく、トレイには朝食メニューがちゃんと揃って乗っていた。
相変わらず男心を食い尽くす魔性の女は健在だ。
「あーありがたい、冷蔵庫空っぽやしどうしようかと思っとった所です」
「陸雄さんがいなくて不便でしょ?」テーブルにトレイを置く桜子。
「そうなんや食事係りに出て行かれて・・・
あの二人、いい加減新婚旅行から帰ってきそうなもんやのに、2週間どころかもう20日近くもなるいうのに」
「あら帰ってるわよ」
桜子から意外な真相を聞かされてビックリの健。
「え、いつ?」
「顔は見てないけどー連絡はあったの、三日ほど前に」
言葉も出ないほど驚く健・・・そうだよねー
自分が凄い蚊帳の外の気分なんだろうね・・・
うーん、今まで陸雄を虐めてきた報いみたいな状態なのかしら?


陸雄たちの新居。
結構な間取・・・綺麗な物件。贅沢な新婚旅行・・・資金はどうしたんでしょうか?という疑問はもういいか。
花嫁花婿のツーショットがラブリーな写真立てに飾られてる新婚さんいらっしゃ~い。


のだめブログ うらやましい~(-_-メ ちぇー


部屋の壁鏡の角に天使の飾り物をつけているさくら。
「ねえリック、ここでどう?」
おお!長い海外旅行ですっかりあちらモードになったか、愛するダーリンをそう呼ぶさくら。←いつまで?
陸雄は、書斎でノートパソコンの使い方に格闘していた。
愛するさくらに呼ばれてのこのこ出てくるリック。
「ああ、ぴったりやないか。いいセンスや」
さくらにゾッコンの陸雄は、なんでもさくらのいいなり。
「あなた~、執筆で疲れたときは、カワイイ天使を見て目を休めて頂戴」
「うん、そうするわ」デレデレの陸雄。
「いけない!もう話しかけないようにするわ。仕事の邪魔になるのに」だったら初めから話し掛けるなよ。
「まだなんや落ち着かんわ。旅行気分が抜けきれんな。イタリアで過ごした、ゆったりとした時間の流れに、
心も体も、まだたゆたっとる感じや」と、ソファーのハートクッションを抱きしめる。
陸雄までもが脳内お花畑になってるんかーー。
「私もよリック。楽しかった~」陸雄に抱きつきに来たさくら。
その手をそっと両手で握り「愛しとる」
うっわ~~~!!!!方言で愛の言葉ってヤラレるわ~~。
しかも、佐野クンってばすっごい甘い目をするんだもん。
さくらの手を取る左手の薬指には銀色に輝くマリッジリングがキラリン☆

ヤッバイわ~ここ

指輪あるなしで男性を見る目の価値観がまた変わってくる

あ・・・別に私ふりんがんぼうとかないんだけど・・・

どんだけダサい男であっても

ここで!株が上がる

なんとなく特別の存在価値に煌く感情って、アリだわね。

これは、女性を見てもそう感じる。


「うん、わたしも愛しとる」陸雄を見つめるさくら。
「キス、しようか?」いちいち聞かないと成立せんのか?
「いいわよ」


のだめブログ あま~い(-_-メ ちぇー

さくらとキスしちゃったものだから陸雄に純粋スイッチが入りまして・・・
「さくら~」
ソファーに押し倒す陸雄。


のだめブログ もう~素直すぎる陸雄さん(-_-メ ちぇー

「へッ?ちょっと、ちょっと!ちょっと!」
さくらは、抵抗・・・やや甘いけど。

佐野クンの肉食演技も、まだ甘いかな・・・
演出がそうなのかもしれないのか、いまひとつまだ越えようとしないのか・・・
これが佐野クンだからなのか・・・
これぞ佐野クンだからなのか
陸雄のイメージなのか


佐野クン良く見たら、さくらじゃなくて
クッションに顔埋めていたので、いやいやなんともなんともなんもなんもです。
ああ。でもでもでも最終回まで気が抜けなくって抜けなくって~~。


そこへ電話が鳴る。
陸雄を押しのけて電話に出るさくら。
「もしもし」
「いったい誰じゃ」惜しいトコだったのにと残念なリック。でも手は出さない約束だったでしょ?
電話の相手は、健。
「さくらか?水くさいな~お前ら」
「健兄ちゃん!ローマからの葉書みた?」
「うーん、見たけど。でー、いつから勤めに出てくるんや?」
「もうちょっと待って、部屋の片付けとか色々大変なんよー」
だったらさっさと新婚旅行を切り上げて来いや!
おのれーあらゆる資金は、やっぱし健から出てそうだね。いいご身分ね、私もこんな生活したいわ!
「帰ったら帰ったで、電話くらいあるもんやと思っとったのに」
「ごめんなさいね、時差ぼけで昼も夜も夢見たいで」
「結構やな~。いつまでも二人で夢見とれ」
「陸雄さんに代わる?」
「いい、いい。サボらんと小説書けって言っといてくれ」陸雄に意識をやたら置く健・・・怪しいわね。
「あ、そうや健ちゃん、お土産があるんやけど、こっちに取りにこない?」
「俺が行ってもいいんか?」
「いいに決まってるやないの」
え?何が決まってるの?一応一言、夫の陸雄に相談しないの?
さくらも心根は陸雄を見下してます・・・シクシクシク。
「でも、新婚ホヤホヤの家庭を邪魔してもなー」
「何遠慮してるの?おっかしいわ~」
ソファーでクッション抱きしめて拗ねた顔で座って聞いていた陸雄が
我慢できなくなって、さくらを傍に来ました傍に来たーーー!
さくらを抱えるように身体に両手をまわすリックったらも~~。
「ええ、そんなら待ってるから」電話を切るさくらは、「健兄ちゃん来るって」と無邪気に陸雄にそう言った。
言わなくても電話の様子をさっきから来てるので判るよね?
イチャイチャしてるのに、淋しそうな目の陸雄。

壁掛け鏡の天使がそんな二人を見てます。


健が来ました健が来たーおーれっもなーっかまにいーれってよね♪あーおーいさんみゃーく♪
さくらは、忙しく料理を作って立ち働いてます。
うわーーーー!!!!こういうシーン見たかったのよ。
さくらは、家に居た時は、家事も全くやらない王女様だったから
結婚しても家事は、全て陸雄が家来のように王女様に仕える光景を予想してたけど
裏切ってくれて良かったーーー!!!(ノ´▽`)ノ
「良く来てくれたわー」陸雄が健を招き入れる。
「お帰り。新婚家庭に手ぶらで来るわけにはいかんと思ってな」花篭を差し出す健。
「悪いな、うちにきたの、オマエが初めの客や。あ、さくらー、これ健から貰ったぞ」
亭主風を吹かせるような口調でさくらに声をかける陸雄。
健は、すばやく辺りを見回し、お揃いのカップやハートのクッションなんか置いてあり
新婚の空気を嗅ぎ取った。
「まー、ありがとう!健兄ちゃん今美味しいもん作っとるから」
フライパンで調理しているさくら。
「元気そうやな?」
「この通りよ!」
健とさくらのやりとりを不安な顔して見てる陸雄。


健は、勝手にドアを開けて陸雄部屋の様子をチェック。
その後ろを慌ててついてくる陸雄
こういう勝手に部屋を開けて覗くやつ居るんだよね・・・見られるほうは、凄くイヤだ。
「ここで原稿書くんか?」
「そろそろパソコンに切り替えるつもりや。これ、さくらがプレゼントしてくれて、今、猛練習しとるところや」
ちょっと自慢入った陸雄の話をつまんなそうに健が「ふ~~ん」
そして寝室にまで入る。

おーーい!そこはプライベート空間やぞ!
一寸前まで一緒に暮らしてた家族感覚だからいいと思ってるんだろうか?
いや、「新婚家庭をお邪魔して」という感覚があるんだから
悪いとは思ってるはずだよ健は。

でも、わざとやってるだろ?

寝室を勝手に開けて入っていく健を追う陸雄。


なーるほどね
こういう描写ネタは、昼ドラ東海テレビ中島脚本では見かけるわね。


健は、辺りを見回し勝手にダブルベッドに腰掛けて上に乗っていた小さいハートのクッションを手にしてポイッ
「あんまり、じろじろ見んなや」きまづい陸雄。
「なるほどな、独身時代とは違ったもんや」鏡台の椅子にさくらのネグリジェが置いてあるのが目に付いた。

そこに、さくらがお料理頑張ってますな如く炒め物の音が

さっきっからジュージュージュージュー・・・を被せてきて

まーるで、夜もそれだけ陸雄の為にサービスしてます・・・てな(´0ノ`*)はあ~ん妄想してたよね?健。

その健の手を引っ張って部屋から連れ出す陸雄。←健の妄想を見抜いた鋭い小説家


食卓には、さくらが手をかけた料理が並んだ。桜子みたいだね。
「さくらも一人前に料理が作れるんや」家に居た時は、桜子任せだったのにね。
「小説家って頭使うでしょ。栄養が偏るといかんと思って、これでも色々工夫しとるんよ」
甲斐甲斐しく陸雄のために皿に料理を盛るさくら。
「お母さん譲りかな~、さくらはホントに料理がうまい」デレデレレ~の陸雄。
「リックはね~、お皿洗ってくれるし、お風呂のお湯も溜めてくれるし、亭主関白やないから、助かるの」
「え、リック?」ギョっとする健。
「さくらはな、僕の靴まで磨いてくれるんや。イタリアの旅行中も、靴墨持参で磨いてくれて、毎日ぴっかぴかや。

ホントにこんなことまでしてくれていいんかなって思うくらいや~」
「当然の妻の務めです」
「愛しとるよ」さくらのほっぺに(チュッ)←音までさせおってからに・・・(:_;)
「うふ、幸せよリック」
手を握り合って見つめ合いラブラブモードに健ちゃんブンムクレо(ж>▽<)y ☆
以前、焼肉屋でのキスの仕返しなんだろうか?
「そうだ、イタリアのお土産持ってくる」
陸雄が席を離れる。

「なあさくら、毎晩ちゃんと抱かれとるんか?」←なぜそこを突っ込むか?
「ええ、もちろん!」 ややぎこちない笑い
「ホントに幸せなんか?」
「健兄ちゃん、私ますます陸雄さんが好きで」
「そうか・・・」

このリクサクバカップルぶりをこれ以上聞けない健。

なんだったら『新婚さんいらっしゃ~い』に勝手に申し込んで二人に出演させたら?

色んな意味で爆笑が続きそうだし。


悔しいやろ?健
さくらにリックなんて呼ばれて浮かれてる陸雄が羨ましいんと違うの?
もう自分の所に戻ってこないと不安になってん?
一番好きなんは、陸雄なんやろ?
一番欲しいのは、陸雄なんやろ?


どうみてもママゴト婚にしか見えないけど

さくらは、夜のお相手以外なら、しっかり良妻をこなしてるようだね、やっぱり桜子の娘だわ。

俺やって、陸雄とずっと一緒に居ったら、陸雄が喜ぶサービスくらいしてやったのに

って、ハンカチきききーな健なんでしょうかね。


さて、次回の予告では
いったい可愛い佐野クンに何させるの!?な、

もんもんももんもーんだもーん芝居とシーンが用意されてるみたいで


のだめブログ あああああーーー!もう!(/TДT)/


今の新婚イチャイチャ風景から地獄へ突き落とすのかよ・・・

予告動画だけだと判らない場合もあるが

もうどうにでもなれって感じです・°・(ノД`)・°・

いつもの突っ込みの元気もありません。


でもーほんとに佐野クン頑張ってる

見事にダサダサキモ男子をやっていて、他のファンさんからのコメントにもあったけど

停止画面は、可愛い佐野クンなのに、映像で陸雄として見ると「うわぁ~」という印象だもの。

これが正真正銘別の俳優(好きじゃないとか)でだったら

評価もさらーに辛いものになっとるでしょう。

差し引いてもこのドラマキャストの役柄には厳しい感想がついてくるものだ。

ちゃんと身体張って覚悟を決め演じた佐野クン、やはりキミは偉い。

ファンのこちらが毎回脳内フラフラしちゃってるだけなんだけどね。


今日は、出かける都合で更新また遅れそう・・・まあいいやね。