現在放映中の大河ドラマ、「八重の桜」。
毎週、楽しみに観ている。
主人公、山本八重(後の新島八重)の生涯を描いたドラマ。
その兄:山本覚馬を演じているのが、私の好きな俳優のひとりである西島秀俊氏だ。
山本覚馬は幕末の会津藩士で、文武両道に秀でた優秀な人材だったが、若くして白内障にかかり、失明する。(失明原因は他の説もあり)
当時は、白内障を白そこひ、緑内障を青そこひと呼んでいた。
現在でも失明原因となる病気だが、白内障は人工水晶体が発明され視力回復できるようになったが、以前は発症したら将来必ず失明する、恐ろしい病だった。
ドラマでは先週と今週、山本覚馬が白内障を患い、将来失明する、と医師から宣告され、彼の様子がおかしいことに気づいた家老により、長崎へ洋式銃の買い付けに行くとともに、オランダ人医師に弟子入りし修行した眼科医の診察・治療も受けてくるよう、言い渡される場面が放映されていた。
実は、私はこのドラマの山本覚馬が見え方に違和感を覚える時の演出に、何か違う・・・と違和感を抱いたのだ。
角膜移植後約10年を経て、ありがたくない白内障を発症し、昨年12月に手術を受け視力を回復した私。
白内障の進行の仕方は人それぞれで、当然見え方の質と視力の低下も人それぞれだ。
一般的には加齢性の白内障の場合は水晶体のふちの部分から、若年性の場合は水晶体の真ん中から、白濁が始まると言われている。
白内障の見え方の変化は、大雑把に記すと、明るいところでやたらと眩しく見え始める→視野の中に白く霞んだ、モヤがかかったような箇所が出てくる→白く霞んだ部分がどんどん広がる→全体的に白く霞んで見えなくなる→失明 という感じに変化していく。
若年性の場合は、進行とともに近視も進行していくことがあるので、遠くも見えづらくなってくる。
山本覚馬は比較的若くして発症しているので、おそらく水晶体の真ん中から白濁が始まり、視力低下も早くから自覚できたのだろう。
これはあくまでも私個人の感じ方だけれど・・・。
覚馬の見え方の演出で気になったのは、銃弾を取ろうとしてつかみそこねたシーン。
あの演出だと、片目を失明して遠近感を失っているとか、或いは緑内障で視野が欠損(視神経がダメになってしまうので、視野の中が黒く欠けて見える)しているような視力低下に、私には思えた。
私自身は手術当日には0.03しかないような視力だったけれど、手術前にものをつかみ損ねるような見え方ではなかったので・・・。
もしかしたら、全体的に白く霞んで見えなくなった状態を想定していたのかもしれないけれど・・・。
それだと日常生活でも相当不自由しているのでは・・・?
これからそういう演出シーンも出てくるのだろうか。
むしろ、初めは暗い室内から戸外に出たときなどに、極端にまぶしがるようなシーンがあったほうが白内障の演出としてはリアリティが増したんじゃないか、と思う・・・。
白内障に縁のない視聴者の方なら気にならないようなことなのだろうけれど、体験者である私はヘンに気になってしまったのだった。
毎週、楽しみに観ている。
主人公、山本八重(後の新島八重)の生涯を描いたドラマ。
その兄:山本覚馬を演じているのが、私の好きな俳優のひとりである西島秀俊氏だ。
山本覚馬は幕末の会津藩士で、文武両道に秀でた優秀な人材だったが、若くして白内障にかかり、失明する。(失明原因は他の説もあり)
当時は、白内障を白そこひ、緑内障を青そこひと呼んでいた。
現在でも失明原因となる病気だが、白内障は人工水晶体が発明され視力回復できるようになったが、以前は発症したら将来必ず失明する、恐ろしい病だった。
ドラマでは先週と今週、山本覚馬が白内障を患い、将来失明する、と医師から宣告され、彼の様子がおかしいことに気づいた家老により、長崎へ洋式銃の買い付けに行くとともに、オランダ人医師に弟子入りし修行した眼科医の診察・治療も受けてくるよう、言い渡される場面が放映されていた。
実は、私はこのドラマの山本覚馬が見え方に違和感を覚える時の演出に、何か違う・・・と違和感を抱いたのだ。
角膜移植後約10年を経て、ありがたくない白内障を発症し、昨年12月に手術を受け視力を回復した私。
白内障の進行の仕方は人それぞれで、当然見え方の質と視力の低下も人それぞれだ。
一般的には加齢性の白内障の場合は水晶体のふちの部分から、若年性の場合は水晶体の真ん中から、白濁が始まると言われている。
白内障の見え方の変化は、大雑把に記すと、明るいところでやたらと眩しく見え始める→視野の中に白く霞んだ、モヤがかかったような箇所が出てくる→白く霞んだ部分がどんどん広がる→全体的に白く霞んで見えなくなる→失明 という感じに変化していく。
若年性の場合は、進行とともに近視も進行していくことがあるので、遠くも見えづらくなってくる。
山本覚馬は比較的若くして発症しているので、おそらく水晶体の真ん中から白濁が始まり、視力低下も早くから自覚できたのだろう。
これはあくまでも私個人の感じ方だけれど・・・。
覚馬の見え方の演出で気になったのは、銃弾を取ろうとしてつかみそこねたシーン。
あの演出だと、片目を失明して遠近感を失っているとか、或いは緑内障で視野が欠損(視神経がダメになってしまうので、視野の中が黒く欠けて見える)しているような視力低下に、私には思えた。
私自身は手術当日には0.03しかないような視力だったけれど、手術前にものをつかみ損ねるような見え方ではなかったので・・・。
もしかしたら、全体的に白く霞んで見えなくなった状態を想定していたのかもしれないけれど・・・。
それだと日常生活でも相当不自由しているのでは・・・?
これからそういう演出シーンも出てくるのだろうか。
むしろ、初めは暗い室内から戸外に出たときなどに、極端にまぶしがるようなシーンがあったほうが白内障の演出としてはリアリティが増したんじゃないか、と思う・・・。
白内障に縁のない視聴者の方なら気にならないようなことなのだろうけれど、体験者である私はヘンに気になってしまったのだった。