最近、若年性白内障の進行を自分でも実感することが多くなった。

明るいところで特に症状を感じることが多く、昼間外を歩いていると視界の左側が白っぽくモヤがかかっている。
夜間や室内ではそこまで感じないが、PC作業中などには感じることが多くなってきた。

手術を決めた日の診察で主治医に、「白内障、進行する時は一気に進行して水晶体が硬くなるんだよ。そうすると手術時間も長くかかるようになるから、早めにしたほうがいいと思うよ」と言われたことを、実感する。

現在行われている白内障の日帰り手術は、超音波で白濁した水晶体を砕き、吸引して眼内レンズを入れる。
熟練した眼科医が行えば、10分程度で終了する。

しかし、白内障が進行し、水晶体が硬くなると砕いて吸引する作業に時間がかかり、手術時間が長くかかるようになる。
超音波吸引が使えず、目を大きく切開し、硬くなった水晶体を摘出する手術を行わなければならなくなるのだ。
その場合は、切開創が大きくなるため、角膜内皮細胞の損傷度合いが通常の超音波を使う白内障手術より大きくなり、水泡性角膜症を起こす危険性も高くなってしまう。

私は自分でも症状を自覚しているし、視力も0.1を割ってしまったのでまさに今が手術のタイミングなのだろう、と思う。

白内障の手術のタイミングは、生活に不便を感じない視力の間は急ぐ必要はない、とも言われる。
初めのうちは進行も緩やかだが、ある程度進行すると一気に進行する。
眼科医に白内障がある、と言われたら、進行度合いを定期的に診断してもらい、手術のタイミングを見計らうようにしたほうがいい。