来月の白内障手術に向け、今日は検査日だった。

現在の視力検査・白内障以外の眼疾患の有無・眼内レンズの度数を決めるための眼軸計測・角膜内皮細胞の計測・細菌感染等の有無などの検査だ。

結構時間がかかり、終わったときはぐったりしてしまった。

前回、「白内障手術と、水泡性角膜症。」という記事に書いたが、白内障手術は角膜を切開して水晶体を超音波吸入する器具を挿入するため、角膜内皮細胞を多少なりとも破損する可能性がある。
破損すると再生しない細胞なので、あまりにも数が少なければ白内障の手術自体を行うことが却って角膜白濁を起こす、水泡性角膜症の原因となってしまう。

幸い、私の角膜内皮細胞は数も正常の範囲内だった。
左右ともに写真を撮ったのを見せてもらったが、小さなきれいな六角形の細胞がきっちりと並んでいた。
これなら大丈夫、という診断でホッとする。

主治医が私に施した角膜移植は深部表層角膜移植術であり、角膜最深部のデスメ膜と内皮細胞は私が生まれ持った細胞のままだ。
移植手術がストレスとなり、右目に比べて大幅に減っているのではないか・・・と危惧していたのだが、杞憂に終わり、心底ホッとしたのだった。