通勤を再開する前に、大学病院へ定期検査に出かけた。
予約を入れているので、無駄に待たされる時間はほぼない。

角膜移植した左目の視力は裸眼で0.2くらいまで見えるようになり、視力低下などもなく落ち着いていること。
入院中毎朝悩まされたネバネバした目やにの量も随分と減ってきたこと。
以前はまつげにべったりついて固まっていたりもしたのだが、綿棒で一度そっと拭えば取れるような量にまで減ってきたこと。
などを主治医に伝え、診察してもらう。

手術創の回復具合・視力の回復具合などを様々検査し、順調に回復してきているので、以後の定期検査は主治医に初めて出会った眼科医院で行うことになった。
大学病院よりそちらのほうが当時住んでいた自宅に近く、通院の負担が少なくない。
診察後に出勤することもできる。
3ヶ月から半年ほど、週1回の通院が続く。

勤務先の同僚は、この状況を理解してくれるだろうか、とふと不安を覚えつつ、帰宅の途につく。
残念ながら、後にこの不安は悪い形で的中するのだが・・・。

大学病院への通院には目を保護するため薄い色の入ったサングラスを掛けて出かけた。
途中、結構混雑したけれどサングラスのお蔭で目に何かが当たるような状況を回避することはできたので、通勤もこれで乗り切ることにしよう、と決める。

明日から、勤務再開である。