最近、何だか小忙しい日々が続いていて・・・。
思うように、映画を観れていない。
WOWOWやスカパーでもなかなか観る時間が取れない。
う~~ん・・・重度の映画欠乏症になってしまうがな・・・。
困った・・・。

さて。
今日のネタは、東宝の特撮映画。
「血を吸う薔薇」。1974年公開、山本迪夫監督、主演は黒沢年男。

長野県、八ヶ岳山麓にある、聖明学園に赴任した、若い教師、白木(黒沢年男)。
学長邸に案内された白木は、学長から後継者にするつもりだ、と言われる。
その夜、学長邸に宿泊することになった白木。
亡くなっているはずの学長夫人と、夢遊病者のように歩く女性を見かける。
学長夫人の口には長い牙があり、もうひとりの女性には、胸に2つの傷が。
翌朝、白木は地下室への入口を発見する。
そこで白木が目にしたのは、祭壇と黒い柩。
柩の中には、学長夫人の遺体が横たわっていた・・・。
学園寮にに移った白木は、そこでであった生徒たちから、ある話を聞く。
生徒が一人、蒸発している、というのだ。
その行方不明の生徒は、学長邸で見かけた女性・・・。
校医の下村は妖怪伝説に興味を持っており、村に伝わる話を白木に伝える。
200年前、転びバテレンとなった人が、この村で吸血鬼になった、と。
学校の春休みが近づいていたが、生徒の一人が様子がおかしくなったので・・・。
他の2人も帰郷をやめ、白木・下村も学園に残るが・・・。
3人の生徒のうちの一人が、突然他の生徒に襲いかかる。
悲鳴を聞いて白木と下村が駆けつけるが、生徒が一人亡くなってしまう。
その場から逃げ去った学長を追い、森に入る下村。
彼が目にしたのは、生徒の一人の血を吸う、学長の姿。
だが、下村もまた、学長に殺されてしまった・・・。
白木が駆けつけた時には、血を吸われた生徒が倒れており・・・。
そばに、下村のカメラだけが、残されていた。
学園に刑事が来るが、白木の訴えも虚しく、生徒は事故死、ということにされてしまう。
果たして、学長と学長夫人は、吸血鬼なのか?
そして、もうひとりの生徒は無事なのか?
白木の運命は、一体、どうなる・・・?!

日本の妖怪には、ドラキュラ伯爵みたいな、吸血鬼はいない。
でも、イギリスのハマープロの映画に影響されたのか・・・。
東宝、「血を吸う」シリーズを3本製作している。
これは、その第3弾。

主演の黒沢年男はコワい映画が苦手で・・・。
完成作を観ない、のを条件に、主演のオファーを受けたんだとか。

蒸し暑い夜に、ぞぞ~っと涼しい思いをしたいヒト、どうぞ~。

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