「あなたは私の婿になる」で、アラスカつながり
というわけでもないのですが、「フォース・カインド」見てみました。
「あなたはこれを信じますか?信じるかどうかは、あなた次第」
みたいな宣伝文句を他のDVDを見たときに入っていたので、
何か衝撃的な内容なのだろうなぁとは思っていましたが、
見終わった感想は、
そうでもない・・・・。
内容としては2000年アラスカのノームという町で実際に
起こった事件を題材に当時のVTRを
織り交ぜながら
ドキュメンタリータッチで
映画化したとうもの。
私が一番見たいと思ったポイントは、
精神科医にかかっている患者さんたちが同じ時間に、
同じフクロウの夢を見ていて眠れないってところ。
夢的に言って
フクロウが出てくる夢って何の象徴だっけ?!
と考えながら見始めたんですが、
実際の映画では、そのあたりに触れられることもなく、
患者が催眠状態になって治療を受けると、
実はフクロウじゃなくて口では
言い表せない何かに出会っているという展開。
結局、医師側の主人公も同じ夢を見るようになるし、
実際、無理心中みたいな事件が起こったりする。
何が原因なんだって気になるところですよね。
ずばりネタバレしてしまうと
シュメール語を操るエイリアンだったっていうオチです。
そもそも、シュメール語というのは古代メソポタミアで使用されていた言語で紀元前4000年頃の使用が認められている言語で、映画の中でもふれられていますが、その遺跡には宇宙服を着たような人物や人間には見えない種族を神として崇めているんじゃないかと考えられる疑惑の絵が彫られている遺跡が数多く残っているのです。
世界七不思議関係でもよくありますけど、
実はこの地球には大昔には宇宙人が住んでいたんじゃないかという説。だからこそ、SFドラマや映画にはその手の題材が多いわけで、私も嫌いじゃない題材です。
大好きなSFドラマ「スターゲイト」なんてまさにそこでしょう。
フィクションとして描かれる分には大歓迎ですが、
これが真実であるかのようなドキュメンタリータッチの今回の映画を見ると、
胡散臭さは否めない出来です。
患者さんが宙に浮いたりするのは、あの某宗教で見あきて、
とっくにトリックだってわかってるし、
シュメール語が収録されたのだっていくらでも合成できるわけで、
CGになれちゃった現代人には、物足りなすぎる内容でしょう。
これが、70年代くらいに公開されていれば、話は別だったかもしれませんが。
夢を見たのも事実で、精神科医の証言も事実だったとしても、なんかの薬にやられちゃって幻覚が起きたことと、アラスカ特有の気候とか地形によって引き起こされてしまった現象だった的な、謎解明の映画のほうがいいのになぁ~と思いました。
だってアラスカって未知な感じがするし、報告されていないような幻覚作用のある植物とかありそうじゃないですか?!
ともかく、この映画を見るくらいなら、私が子供のころ見た宇宙人に誘拐されちゃう系の宇宙人謎特集のほうが面白かったとおもいます。
子ども心に衛星がUFOかもって思って、母と二人きりで夜車に乗ってるときなんか誘拐されないように車をロックしてた思い出があるし(笑)
不思議な言語と、宇宙人の地で思い出す映画は
「インディー・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」ですね。
こちらは完全、フィクションで、「謎のものは宇宙人に押しつけちゃうのね」とは思いましたけど、とっても楽しめました。宇宙人の声もよくできてるし♪
「フォースカインド」って
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」に似た系統何でしょうか?
ブレア~のほうはまだ見たことないんですけど、
低予算ながらヒットして高評価が多いですよね。
「フォース・カインド」みたいに、しょぼいないようだったらがっかりするので現時点で見ようとは思っていないんですが、なにか面白いレビューを読んだら見たくなるかもしれません。
映画の補足です↓
eiga.comより
原題:The Fourth Kind
監督・脚本:オラントゥンデ・オスサンミ
製作:ポール・ブルックス
、ジョー・カーナハン
、テリー・ロビンス
製作総指揮:スコット・ニーマイヤー、ノーム・ウェイト
、イオアナ・ミラー
原作:ドクター・アビゲイル・タイラー、オラントゥンデ・オスサンミ
、テリー・ロビンス
撮影:ロレンツォ・セナトーレ
美術:カルロス・ダ・シルバ
音楽:アトリ・オーバーソン
製作国:2009年アメリカ映画
上映時間:99分
配給:ワーナー・ブラザース映画
映画の概要(Wikipedia)より:多数の住民が行方不明となり、不眠症を訴える人々が増え続けるアラスカ州ノーム。この事態を不審に思ったノーム在住の心理学者タイラー博士は、催眠療法で彼らの不眠の理由を解明しようとしていた。65時間以上に及ぶ記録映像と、再現映像によって構成された異色サスペンス。主演はミラ・ジョボビッチ。
アラスカ州
ノーム
。夫を何者かに殺害された精神科医
のアビゲイル・タイラー博士が、夫の死の真相を探るべく町の患者たちを診ていくうちに事件の真相へと近づいてゆく。
この事件は、2000年10月に実在した事件である。
アラスカ州ノームでは多数の行方不明者が出ており、1960年代からFBIによる捜査訪問は2000回を超えるという。
複数の不眠症を患う患者を診察するうち、何名もの患者が午前3時頃に瓜二つのフクロウの夢を見る事が判明。
その翌日(10/3)、そのうちの催眠療法を行った患者が家族を人質にして自宅に立てこもり、自分諸共皆殺しにする。
このときに患者が、自分が何をされたか思い出した。停める方法はこれしかない。と、録画されたテープに保存されている。 またタイラー博士も催眠療法を同僚より受けたが、その夜タイラー博士のボイスレコーダーに奇妙な叫び声やシュメール語
が録音された。