2024リーグ戦ブログ
平素よりお世話になっております。 3年櫻井貴章です。
農大男子ラクロス部を支えてくださっている顧問の先生をはじめ、OBOGの方々、保護者の方々、学校関係者の方々に感謝申し上げます。
拙い文章ですが、最後まで読んでいただけると幸いです。
昨年20数年ぶりに3部に落ち、一部昇格という目標に対し、散々な結果で終わりました。
たまたま上級生の人数が少なかったから。たまたま入部するタイミングが悪かっただけ。入学した大学のラクロス部が2部だった、、、
部活から退けばチーム状況、そんなものに悩まずにいられる、下手なんだから自分のことだけ考えていればいい
こういった現状に向き合うことのできない時期や人としての弱い自分が時々顔を出します。
一年に一回という貴重な機会なので、今年の目標である、「一部で戦えるチーム」に本当になっているのか、目指せているのかを考え、今回3部に落ちた農大が一部に上がるために必要なものについて個人的見解とともに何をすべきなのかをここに綴らせていただきます。
この3部に落ちたタイミングだからこそ考える必要があるそんなふうにも思います。
さて、2部3部のチームで1部でプレーしたいと思わない人はいないでしょう。
ですが、もし来年から1部にあがれたとして、通用するでしょうか。技術的には通用しますか。接戦をものにする力をもち合わせてますか。緊張しても本来の力をだしきれるメンタリティはありますか。
恥ずかしながら、チームはもちろん現状、個人としても技術的にも、メンタル的にも通用するとは思いません。
1部校とは環境が違う。私が1.2年生の時思っていたことです。
彼らは入部して、すでにその環境がある。
1個2個上には技術的にも人間的にも、成熟した先輩たちがいて、そんな人たちから教われば大体の人が上手くなれる。そんな人たちに囲まれていればより挑戦できるし、より良い考えが生まれる。
グラウンドがずっと使えて、人数が多くて、資金も潤沢で、コーチの人数、質も違う。OBOGもそれぞれ活躍している。そんな環境が羨ましかったです。
そんなことばかり考えていました。
私の頭の中にあるものは常に言い訳でした。
ですが、実際農大の環境は関東の中でも恵まれていると思います。
一部上位の大学に共通していること、それは「人数」「練習時間」「資金」この3つだと考えます。
人数は人数=戦力、選手層の厚さの表れです。部員が多ければ多いほど潜在的、運動能力が高い人がいる確率も高いだろうし、一生懸命する人も一定数現れるのではないでしょうか?母数って大事ってことです。
続いて練習時間です。これは文字通りです。練習時間が多ければ多いほど、上手くなれる機会がそれだけ多いわけですから、この練習時間が確保できるのかが強さに直結します。
最後に資金です。あまりお金の話はしたくはないですが、外部からコーチを呼ぶにも、グラウンドを借りるにも、遠征をするにも、ボールやゴールを買うにもお金は必要です。必然的にお金をかけられればかけられるほど、ラクロス環境は向上します。
現在の農大はどうでしょうか?
まず人数からです。確かに今年のプレイヤーは4年生が3人しかいません。しかし、去年は8人、一昨年はおそらく16人いました。現3年は16人、2年は10人1年は18人。
現在のチームはスタッフを含めると65人。
関東一部の多くのチームには敵いませんが、2、3部の中では大所帯であり、一部でも、武蔵や青学、獨協などとは規模感的には変わらないと思います。また、人数が少ないからといって一部で戦えないわけではありません。
人数が少ないから。もうこんな言い訳は通用しません。
あと、新歓って軽視しがちですが、もっと全員で取り組むべきです。ここで入部する人数が増えれば増えるほど選手層が厚くなる可能性が高くなるわけですから現状に満足することなくより高みを目指すべきです。もっと役職以外の人から声が上がってもいいと思います。
あと、こんな機会なので追加でみんなにいいたいと思います。強い農大をのぞむなら、一部で戦いたいと思うならもっと自分のこと以外のことに目を向け、発言すべきです。
農大のラクロス部をより良くしたい、という強い思いが、私をはじめとするみんなに足りません。間違いなく、一年生もその例外ではありません。
チームに矢印が向いているのであれば、現状に満足せず、常に向上させたい気持ちから不満や伝えたいことが自身の中に生まれるはずです。
これが選手だけでなく、スタッフまで伝染することが理想です。
誰か発言して嫌そうな顔をする人はいないのだからもっと堂々とたくさんの発言、たくさんの行動をしよう!私もここで言ったからには積極的に関わっていきます。
私自身も自分ができてないのに発言なんて…
とか度々思ってましたがそんな私とはおさらばです。
バイバイ
話が逸れてしまいました。続いて「練習時間」です。
まず、世田谷キャンパスには毎日使えるグラウンドがあります。時間、広さともに制約はありますが、6-9時で、半面使え、当たり前のように6on6ができる環境があります。
確かに家が農大から遠い人も多いかもしれません。しかし、常に使えるグラウンドがそこにはあります。ほとんど固定の時間で使用できます。これは大変贅沢なことです。
他大の人に聞いても、日時や場所が違うのが当たり前というところも非常に多いです。
Bチームがある、ないも大きく関わってくると思いますが…
一方で、練習時間が足りないという問題は顕著です。6-9時で週5、おそらく練習時間自体は2時間なので、1週間で10時間、1ヶ月で43〜5時間。一年で530時間ほどてます。
では、週5で3時間練習しているチームはどうでしょうか。1週間で15時間、1ヶ月で60〜66時間。一年で780時間くらいにはなります。
週5、2時間のチームと週5、3時間のチームでは一年で250時間弱の差が生まれます。1年だけでもこれだけ差がつくのに、これを4年間でみたらどうなるでしょうか。
おそらく4年丸々はしないにしても800時間ほどの差は生まれます。練習時間に800時間も差があれば目にみえるくらいの大きな差は開くはずです。
つまり農大は一部校と比べて圧倒的に練習時間が足りないということです。
このことから、解決すべき課題は練習時間の確保になります。この課題に対してやるべきアプローチは2つです。
一つは練習時間を確保すること。
もう一つは質を高めることです。
一つ目の練習時間の確保です。2部練を増やすことも一つの解決方法かもしれません。
ですが、今すぐに自分たちでできることがあるはずです。それは自主練です。
ボールに触れる時間をとにかく確保する。シュー練に行く、壁当てをする、家の中でキープ練をしてみる、やれることはたくさんあります。
この現状があるからこそ、もっと自主練の量、質ともに注力すべきです。
続いて、練習の質です。特に私たちのような限られた練習の中で上手くなるためには質の向上が不可欠です。
朝練習に来て満足していませんか。その大小関わらず、私もそのうちの1人かもしれません。
チーム目標が入れ替え戦に行くことならばそれでいいのかもしれません。しかし、私たちが目指しているのは一部です。そんな生半可な気持ちでいける、戦えるわけがありません。
最後に資金についてです。
現状、部費はかなりカツカツです。例年よりコーチを多く雇ったり、メンタルコーチングを導入したり、今年は外部のグラウンドを積極的に使ったりもして出費を重ねに重ねています。(ちょっとやりすぎた感はあったかも、ごめんなさい)
しかし、ないものはないんです。こればっかりはしょうがない。
でも、会計にかかわるようになってわかったことがあります。
それは資金源の一つであるOB会費や学校からの分配金は目にみえる結果がでてから増えるものであり、得れるものです。
目にみえるような結果を出すことがこの資金を集めるために大切なことなので、とにかく結果にこだわりましょう。彼らは勝利しか望んでいません。
また、OBの方々に振り向いてもらえないのなら、より私たちが発信しないとなりません。私たちが率先して、言葉で伝えないと、話し合いの場をもうけないと彼らの関心は引けません。
もっとアプローチが必要です。私たちにできることはまだまだたくさんあります。
来年は3.4ヶ月くらい世田谷のグラウンド使えないので、外部グラウンドたくさんとらないとだから、れお一緒に頑張ろうね!!
最後に、こういったことをブログに書かないで、チームのために黙々と実行できる人が本当にかっこいい人だと思います。しかし私はだらしがないのでここで私の考えを綴らせていただき、チームへのコミットメントする覚悟とさせていただきます。
繰り返しになりますが、みんなが農大男子ラクロス部をよくしようと思う強い気持ちがチームを前進させます。
今回このような上からものを言う形となってしまいましたが、みんなが農大の現状と立ち位置をもう一度、確認する機会を提供できれば幸いです。
また、私の一年生のときのように環境に対して、不満を持っている人もいるのではないかとも思いました。(私のような捻くれた人がいないことを願います)
強くなるために必要なのは自分たち次第だと言うことを強く言いたいです。だいきが最近よく言う言葉ですが「覚悟」です。強くなる覚悟、これこそ我々に足りないものです。
また、このブログを書くにあたり、3部という言葉を使うようになってしまったことに対して本当に腹立たしいです。
また、そのフィールドにいた身として大きな責任を感じています。
これで本当に最後となりますが、
早慶のような伝統はないけれど、
GMARCHのような華やかさはないけれど、
それでも農大ラクロス部に誇りを持てるような礎を築きたい、そう考える次第です。