引退ブログ 〜主将 漆畑聡一〜 | 東京農業大学ラクロス部 男子

引退ブログ 〜主将 漆畑聡一〜




初めに、日頃より東京農業大学男子ラクロス部へ多大なるご支援をして下さる保護者、OB.OG、学校関係者の皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。

今後とも変わらぬご声援の程、宜しくお願い致します。

また特別大会を開催、運営をして頂いた、ラクロス関係者の皆様のお陰で最後までラクロスを楽しむ事ができました。
ありがとうございます。










「連続」
一連の流れが切れ目なく続く事。

「永続」
同じ状態が長く続く事。

「継続」
同じ事が引き続いて起こったり、行ったりする事。





この言葉が1番難しいと感じた反面、1番学ぶ事が多かった言葉だと実感した4年間だった。





荷物や防具は綺麗に並べない。
早く集散できない。
同じ過ちを繰り返す。
ゴミが落ちていても拾わない。
自分の荷物を管理できない。
朝早く来ない。





何故できないんだろう?人間だから?




これは他人や環境のせいではなくて、全て自分の責任であると初めて主将という立場になって自問自答した。


もし自分がイチローのような人だったら全てこなしてくれるんだろうか。
自分の魅力を疑い、ましてや他人のせいにして相手の価値を下げるような事はしたくなかった。
それは人を下げて自分を上げようとするただの錯覚に過ぎないから。自分自身が全く成長できていないと考えた。




単純に人は命令をされることを嫌うが、自主的にやりたいと思えば行動する。





みんなに考えてほしいのは、





自分で考えて行動したその先は何に繋がるのか?

当事者意識って何?

自分がこのチームにいる存在意義は?

何故農大にきて、朝早く起きてまでラクロスというスポーツをやっているのか?





想うことは、十人十色である。





それが、ただみんなとワイワイ楽しくやりたいだけなのか、もしそんな人がいるなら勝ちたい人の迷惑である。なんて事も考えた。




だからまず、誰でも出来る事でチームに貢献する。
荷物やゴミが落ちていたら片付ける、荷物が綺麗になっていなければ少し位置を変える、ボールアップを早くする、ナイスシュートの声を出す、防具は先に綺麗に並べる、など細かい事は率先して行ってきた。



いや当たり前だろとか思う人も居るかもしれないが、当たり前ができていない。
そして1年生の頃の自分なんてこんな事は考えてもこなかった。


そして、今これを出来ている後輩達は、必ず継続してほしい。そして良い状態を永続していってほしい。










今述べた事は、日常生活を含めた話になるが、ここからはラクロスに置き換えて話したい。





下手だから練習する。上手くなりたい。代表選手になりたい。勝ちたい。一部昇格したい。





そんな気持ちを持っていれば、人は簡単に自主練を継続できる。
ただ継続して欲しくなくて、そこには意味を持って行動してほしい。


そしてときには、どんな人でもキツイ、怠い、めんどくさいっていう感情と葛藤する時がある。





ここで一つ伝えたいのは、目標や目的を持って行動する事。そして努力の仕方は人それぞれであるという事。



やると決めたらやるそんな人ってカッコいいですよね。今でも憧れです。
そんな先輩達が農大にも居たはずです。



簡単に物覚えが早い人もいれば、遅い人もいる。この人にはできて自分にはできない。
でも必ず他の方法があるはずだ、試行錯誤してほしい。



きっと良いプレーの連続が起きる。




「もっと貪欲になれ」「一部昇格」
そう言い聞かせて1人でやってきた。

でも何を継続するにも、1人じゃダメで、誰かを巻き込む。団体競技だから。
2年生の頃の自分にはそれが出来ずに潰れた。




たかや、ゆいとを始め、農大にはいい継続の流れが来ていると感じる。
その波に乗って全員で一つの目標に向かってほしい。
チームは一つに向かわなければチームじゃないそして達成なんて出来ない。






何度も言うが、「連続」「永続」「継続」この言葉は、普段人が当たり前に行っている事であるが、反対に1番難しい事であったとこの4年間を通して学んだ。


そしてただ続けるだけじゃなくて、+α自分なりにアレンジして変化させていく。
そんな事ができたらもっと楽しい。
チャレンジしてみて下さい。







最後に、

何よりもこの4年間ラクロスを続けてこれたのは、




「楽しかったから。」




それに尽きます。


人は、単純に楽しい事は、継続できる。
反対に、楽しくないと何も継続できない。


もしも最近上手くいかないなって感じる人がいれば必ず声をかけてくれる仲間が居ます。
それが団体競技であり、スポーツです。


是非「ラクロス」という最高のスポーツを楽しんでほしい。きっと人生にとってかけがえのない時間になると保証します。









副将たかやへ

まじで助けられた。まさか最後の最後お前に支えられるとは思ってもいなかった。
"人は変われる"そう学ばされました。
ほんとにありがとう。





同期へ

人数少ないせいか、ほぼずっと一緒にいた気がする。そして個性の強い奴らの集まりだったけど、みんなといるときは、なぜか安心できた。ありがとう。





後輩達へ

最後まで試合勝たせてあげれなくて申し訳ない。そして馬鹿な主将をここまで支えてくれてありがとう。











「一部昇格」この壁を乗り越えて、最高のチームを永続させて下さい。いつまでも応援します。










これを以って私の学生ラクロス人生は幕を閉じます。

拙い文章でしたが、ご精読ありがとうございました。





4年 #11 漆畑聡一