〜4年間を振り返って〜 関口 尚美 | 東京農業大学ラクロス部 男子

〜4年間を振り返って〜 関口 尚美


とうとう、練習もあと1回になってしまいましたね。
時間というものは早いものです。
待ってくれません。
だから、一分一秒も無駄にしちゃいけない。
まさにそんな4年間でした。





1年生の時、当時のMGLだったさおりさんから、熱い話を聞いて入部を決めました。

大学になっても、こんな風に目標に向けて頑張っている人たちもいるんだと思ったら、自分も1部昇格を目指す一員になりたいって思いました。



マネージャーとか興味はあったけど、本当にやるつもりはなかったから、まさか自分がこんな風になるとは思ってもいなかったです。



1年生の頃は、サマー前に達也が骨折して、本気でユースを目指していた彼の姿を見ていられませんでした。たぶん、辞めそうだったと思う。同期が練習している中で、ただただ練習を見ているだけ。だけど、達也はどんな時も、反省の時はみんなのプレーに対して外からの意見を言っていた。同期に対して、動けるんだったらもっとまじめに練習しろっていう悔しい思いを持ちながらも、練習に毎日参加していた彼はすごかった。よくやめなかったと思う。そんな達也が、3、4年で副将になるなんてね。辞めなくてよかったね!




ウィンターへ向けて頑張ってる最中に、1個前のブログで書いていたひろと(通称ゴブリン)が、有終の美を飾るとかいうふざけたことを言ってるなと思ったら、意外とガチでやめようとしていることに気づき、そしたら学年の半分以上が辞めると言い出して、本当に困りました。
だから、すぐにどうにかしないといけないと思い、かずきとみんなを止めに入った記憶が今でも蘇ります。あの時は、禿るかもって思うくらい考えました。

何人かは、ちょっと止めれば帰ってくるくらいの気持ちだったから止められましたが、ひろとの場合は違いました。
この人はガチで辞めようとしてるって思ったから、何度か話しました。すずしろでしゃべって、周りに人がいるにも関わらず、ひろとが号泣していて、まるで私が泣かせてるような感じでしたね(笑)
ただ、このとき学年からひろとを失ってしまったら、うちの学年はやばいと思ったんです。
ひろとはこの先、絶対にうちの学年にとっても、チームにとってもキーマンになるって思ってたからです。
ひろとは、気持ち悪いようなことばかりしてるけど、実はすごい周りを見ている人で、学年も誰隔たりなく、仲良くなって学年を取りまとめてくれようとしてたのを知っています。意外と、というかかなりいい奴です(笑)
だから、ウィンター前に、やめないって言葉を聞けて本当によかったです。
今でも思うけど、みんな辞めなくてよかったね!!



そして、2月。
里奈が部活を去りました。
もう、意味が分かりませんでした。やって行く自信がなくなりました。里奈が辞める理由に納得いかなくて、もしかしたら自分のせいなんじゃないかって、すごく自分に責任を感じてしまったのを覚えています。でも結局里奈も少しずつ復帰してくれて、
4年生で一緒に引退できることを嬉しく思います。

やっぱり、私の同期のマネージャーだし、苦しい時はいつも里奈と一緒だったし、大切な大好きな人です。里奈には感謝の気持ちでいっぱいです。

帰ってきてくれて、ありがとう!辞めなくてよかったね!





そんなこんなで、うちの学年も、スムーズに4年間来れたわけじゃなくて、みんな辞めたい時期とかあって、だけどこうやってみんながやってこれた。辞めたいと思った人も口を揃えて言う言葉。

4年間やって来て本当によかった。

これは、先輩後輩のおかげでもあると思うし、同じ苦境を乗り越えてきた同期って、やっぱり大きな存在なんだと思う。みんな同期が大好きでしょ?

私は、同期のこと好きになった!

2年生の頃は、同期とは意見が合わな過ぎて、本当に嫌いになりかけた。何言ってもこの人たちには無駄なんだなって思った。

一部昇格という目標に対しての意識や行動が考えられないくらい低かった。
だから、学年集めて、自分の気持ちを全て伝えたこともあったね。

この時期はなんとなく学年と気まずくなった。今思うと、ただ私が焦っていただけなのかもしれない。私は短大生だったから、あと半年で引退かもしれないという想いから、どうにかして、もっともっとみんなに頑張ってもらいたい、
1部に行く気持ちを持ってほしい、2年生で活躍して欲しいと。だけど、みんなの言い分もわかってました。

「いきなり1部とか言われてもねー。」

確かにそうだよなって思ったけど、最初から試合放棄してるみたいで本当に嫌で、だったらもっとやることあるでしょって、思っていました。



6月くらいから休部して、研究と編入試験の勉強に打ち込みました。
でも、研究室が忙し過ぎて、本当に勉強する時間なくて、編入試験の勉強はほとんど夏休みしか出来なかったです。だから、私が今ここにいることは限りなく奇跡に近いんですよね。
だけど、想いだけは強く持っていました。
また、短栄の後輩であるりおあやかのためにも合格しなきゃって思いました。
もし、自分が落ちたら来年受ける二人に不安しか残せないと思ったんです。私が合格できれば、マネージャーやりながらでも編入できるんだって自信を持って欲しかったから。だから、かなり自分でもプレッシャーをかけてました。周りからも、なおなら大丈夫だろうと根拠のない自信を持たれていて、嬉しかったけど、それが本当にある意味プレッシャーでした。
でも、まぁ、合格できたから、今はいい思い出!



3年生では、誰にも言ったことないけど、初めて部活が嫌いになった時期がありました。

一個上にマネージャーがいなかったから、2年の11月からMGLになって、今までやりたい放題だったけど、いきなりすべての責任が自分に襲い掛かってきて、押し潰されそうでした。

でも、MGLとして、頼りにしてくれたやすさん、たつさん、ともさん、けんさんのためにも期待を裏切るわけにはいかなかったし、どうにかしてチームを一つにしたかったし、マネージャーも変えていきたいって思ってました。

でも今までは後輩の育成とか、マネージャーのやり方とか、全部先輩マネージャーに任せていたから、自分はチーム全体を見ていました。
だけど、MGLとなると、私も余裕がなくなって、チームよりまずはマネージャーのことを考えるっていう視点になってしまい、練習中もマネージャーのことばかり気になって、一時期はマネージャーのマネージャーをしているようで、いつの日かラクロス自体が本当に嫌になりました。
3年生で、まだまだMGとしても成長したいのに、自分で自分の成長を止めているようでした。

だから、やすさんたちの代で、私はちゃんと機能できたかと思うと、全然役に立たなかったんじゃないかなって思います。

申し訳ない気持ちでいっぱいでした。



とにかく、この時は1個下のMGたちとはぶつかってしまい、MGとしてのやり方も考え方も、前とは変えてしまったので、今の3年生MGたちはよくついてきてくれたなって思います。チームとしても、MGという立ち位置をプレーヤーと同じチームの一員として見てもらいたかった。
まぁ、今思うと彼女たちはかなり頼りになる後輩に成長してくれました。それを感じたのは、1年前くらいかな。

後輩の成長もあり、自分たちの代になってからは、MGL2年目ってこともあって、自分にも少し余裕が出てきて、MGをやることができました。



幹部としても、チームを引っ張っていく責任もさらに強くなったし、みんなの意識がとにかく変わってきて、内心、本当にびっくりしていました。

だけど、選手が本気なら、私ももっともっと本気になって、チームに貢献しよう、あと1年捧げようって思いました。



この1年間は、かずきとかなり話し合いしました。

客観的に、チームをみて、思ったことはすぐに言う。



自分の意見が間違っているかもしれない。



けど、もしかしたら、この一言が、この行動が、

1部に行くためのきっかけになるかもしれない。



言わなかったら、チームがどんどん崩れていくかもしれない。



だったら、崩れる前に、立て直した方が良い。



1部に行くという夢が、夢で終わらないために。





私は、この夢があったから、どんな時も頑張って来れました。



皆に、嫌われようと、1部に行くという目標さえぶれなければ、

1部に行くという目標さえ皆が持ち続けてくれれば、

それでよかった。



だから、プレが終わった後のチームに思っていることを全部伝えました。



どんな時も、謙虚である気持ち、挑戦者である気持ちは、決して忘れちゃいけない。

特に農大はそういうチームだと思うから。



自信を持つことと、調子に乗ることは、似ているようで全然違う。



あの時の農大は、どこか調子に乗っているように見えた。

だから、もう一度みんなには、自分たちを見つめなおしてほしかった。

3年生には、本当にひどいことを言ってしまったと思っています。ごめんね。

きっとすごく悩ませてしまったと思います。でもね、軽く流してほしくなかった。実はあの時、私も怖かったです。声が震えてた。最後まで言おうか迷ってた。それくらい言うのが怖かった。言ったら、絶対にまさとかにキレられると思った。
だけど、本気で向き合いたかったからこそ、3年生にももう一度今の自分やチームに対して考え直してほしかったんです。

3年生は、主力の人ばかり。だからこそ、自分がチームにおいて、どうあるべきなのか、考えてほしかったんです。

そして、同期に対しては、後輩がいる前で、個々にいろいろ言っちゃいました。

たぶん、相当むかついたと思うけど、残りのラクロス生活に後悔とかしてほしくなかった。

だからやれることは全部出し切ってほしかった。

思ったことも、やりたいことも、遠慮とかしないで、もっともっと最高学年として、チームを引っ張っていく人になってほしかった。

一輝ばかりに負担がいっているようで、もっともっとみんなにチームのことを考えてほしかった。



チームとしても、プレだって、目標のターム優勝は出来なかったのに、2位でどこか満足している人もいて、

それじゃ、去年の農大と同じになってしまう。

初戦勝って、2戦目勝って、どこか満足してしまったところがあったから、そのあとは勝つことが出来なかったでしょ。



今年はそうなりたくなかった。

いつも挑戦者である気持ちを忘れてはいけなかった。



今に満足するのではなく、自分たちより強いチームはいくらでもいる。



だからこそ、今日も明日も明後日も、私たちは強くなるために練習して、厳しいトレーニングして、MTGしてるんだよね。

なんで強くなりたいかって、相手に勝ちたいからだよね。



勝利っていうのは、形には残らないけど、確実にみんなの自信に変わっているはず。

その自信をまた更に強さに変えられた時、その強さは本物になる。


勝った時のイメージはみんなが持てているはず。

今年、厳しい練習して、トレーニングして、MTGしたからこそ、ブロック全勝できたこと、みんなの自信にしよいと思う。
あとは、それを自分自身で、チームとして、強さに変えるだけだね。




あと忘れてほしくないこと。

今までの試合、自分たちだけで勝てたわけじゃありません!



試合には、ラクロス協会の関係者、会責、審判員、オフィシャル、そし応援しに来て下さるOBOGの先輩方、女ラク、家族、友人、知人、そして、相手校。

相手校がいないと、そもそも試合なんてできません。

そんな、自分たちに関わる、全ての人に感謝できるような人に、チームになってほしいと思っています。



まとまってませんが、もうだいぶ長いのでここで終わりにします。

まだ引退してないし、全てを話すのは、全部終わってからにします(笑)

まだ、現役だから!!!笑



最後になってしまいましたが、

今こうやって最高学年になって、一部入れ替え戦を控えているなんてね、夢みたいです。



みんなの心がひとつになったとき、農大は本当に強い。



ここまで来たら、1部行きましょう。

信じています、最後までみんなを。





~AS ONE~


MGリーダー 関口 尚美

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