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チャイの黄疸がひどくなってきた。

朝、胃薬(ラニチジン)を夫が飲ませる。
吐き気止めが効いているのか、ちゃんと飲んでくれたらしい。 
この日は夫が半休でチャイの世話をしてくれていた。
私は忙しくて、夫まかせになっていた。

そんな夫から緊急の電話があったのは夕方16時頃。

「チャイが痙攣している!」

ああ…ついにきたかと思った。
血の気が引いて身体が軽くなったようだった。
すぐに動物病院へ電話し、駆け込むことを伝えると、そそくさとタクシーに乗り夫より先に病院へ着いていた。
キャリーにうずくまっているチャイを見たときは、大人しくピクリとも動かないので死んでいるかと思った。
病院の処置室へ運び込む。
幸い他に来院していたのは一組だけだったのですぐに診てもらえた。

血液検査。

肝臓のGPTという値と腎臓のBUNという値が測定不可で溶血状態が黄色。
リンパ腫がチャイの身体の中で猛威を振るっている状態。

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そのままエコーで内部を診てもらうが、依然、肝臓も腎臓も腫瘍に覆われて腫れているままだった。

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腸も動いていない。
さっきからオナラのような臭いがしていて、夫か院長先生を疑ったのだけどチャイのものだったらしい。

内臓の状態をエコーで見ながら…
先生は会話の節々に
「一週間はもたないですねぇ」
を挟んでくるので、
「先生…死ぬ言い過ぎです」
と関西人らしくツッこみ、この台詞を聞くのは5回目で終わった。

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輸液と吐き気止めを注射してもらい…意気消沈で病院を出る。
もうチャイは松原動物病院へ来ることがないのかもしれない。
そう思うと悲しくて。

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帰宅後安静にさせて、寝る前に薬を飲ませる。

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弱々しい佇まい、黄色くなってしまった肌。
可哀想なチャイ。

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アウトドア用のマットをリビングに敷いて、
ウィンターキャンプを開始。

チャイとの時間を家族全員で過ごせるように、リビングは寝室になった。
終末期という三文字が私の頭を巡った夜だった。

ごはん)
食べない
APEEを飲ませる

薬)
ラニチジン
フォルテコール
ウルソ
ランソプラゾール(胃薬)

サプリ)
イペットS