実は寂しかったらしい。
二階の寝室へ私を起こしに来てから、夜が明けるまでコタツで一緒に過ごした。
朝、バルコニーへ行くぞーと、起き出したチャイさん。
顔が心なしか厳しい。
つり目がきつくなっている。
体調の悪さがうかがえる。
しかしチャイさんはバルコニーへ私を誘導。
朝日はバルコニーで浴びたいらしい。
大好きなバルコニー、この日はまだ暖かかった。
お水を…
たくさん飲んでくれた!
やっと毛が生え揃ってきた。
脊髄の硬膜外に出来てしまった腫瘍の摘出手術から半年。
なかなか毛が伸びないのは、
細胞にダメージを与える、抗がん剤の影響だ。
チャイと朝の時間を過ごしてから、私は仕事へ出かけた。
夫から送られてきた写真「お昼に1時間帰ってきました」
「ミルクあげました」
朗報です!背中のボタン型の腫瘍が小さくなってる気がします!」
夫「ベランダ行ってきます( ´ ▽ ` )ノ」
さて、私も帰宅。
今日は病院でレクチャーしてもらった輸液を開始。
通院に使っているキャリーを机の上に用意してチャイに入ってもらい、消毒してから三本指でチャイの皮を摘み三角錐を作る。
その三角錐にブスっと…翼状針を刺す。
それからシリンジのポンプを押して皮下に水分を補給するのが輸液だ。
水を飲まない時や、経口では間に合わないくらい脱水が続いている時に有効らしい。
今回は60mlのシリンジを付け替えて計2本輸液する予定だったのだけど、1本目で針が抜けてしまったため、チャイには2回も痛い思いをさせてしまった。
しかし、チャイの身体には120mlの水分が入り、身体も随分楽になったはずだ。
初めてにしては上出来の結果だったと思う。
チャイは少し身体が楽そうだった。
しかし、この後、投薬時に盛大に吐く。
この日は朝から黄疸が強く出ていて、顔も脚先も全身が黄色っぽくなっていた。
チャイは最強に体調が悪そうだった。
明日への強い不安を感じた1日だった。
ごはん)
食べない
特記事項)
水ガブガブ輸液を2本
少しAPEEとニュートリスタット(栄養剤)
吐く
薬)
フォルテコール
ウルソ
ランソプラゾール
サプリ)
イペットS