花 鳥 風 月
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2009-05-23 21:00:00

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僕は基本的に外出が嫌いです。家でピアノを弾いて居る方が好きです。けれど外出せずに生きてゆく事は出来ませんね。

今日もまた、音楽仲間に会う為に出掛けました。バンドの方のライヴが一日一日近付いているので、気持ちを引き締めなければなりません。と、言いつつ今日もまた鬼ゴッコをしました。僕のバンド、鬼ゴッコが大好きなのです。音楽と同じ位に…。其れで良いのかな。
久々に走ったら心臓とか肺とか肋骨とか、其所ら辺が粉砕した様な痛みに襲われて、やってられなくなりました…。中学生時代はアスリート派でしたが、今となっては最早廃人です。現役アスリートさんを羨ましく思います。という訳で、体力の無い僕はギターの方と一緒に隠れて話していました。

帰りに新宿を通り、空を見上げて吃驚。東京湾より汚い東京空を目の当たりにして、田舎に帰りたくなりました。

2009-05-23 11:00:00

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金曜日の夜、音楽仲間からパーティーに招待されました。僕は大人数が苦手なので初めは断りましたが、其所でピアノを演奏して欲しいと強く祈願する様に言われ、仕方なく参加しました。
会場は思っていたより広くなく、演奏はし易い方でした。橙色の照明が何処かジャズっぽかったけれど、勿論演奏はクラシックのみです。それもショパンのみです。其れは僕の勝手な拘りです。
演奏したのは、夜想曲、第1番、第2番、第3番、第7番、第8番。前奏曲、全曲。リクエストで12の練習曲、第3番、第4番、第5番、第12番、最後に即興曲第4番。
スタミナの無い僕には其れだけで満身創痍でした。未だにクタクタです。ワルツやスケルツォもリクエストされましたが、僕のレパートリーには含まれていないので残念ながら御応えする事は出来ませんでした。言い訳を過剰する訳ではないですが、やはり夜のパーティーには夜想曲が最適だと感じました。元々サロン向けに作曲された曲ですし、其の事実が甘美な旋律をより一層引き立たせて呉れたのだと思います。其の点で練習曲、第4番や第12番は如何なるものかと…。

2009-05-23 11:00:00

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森で遊んだ帰り道、籠の中には一匹のコオロギが居た。籠の中でコオロギは静かにエリックを見詰めていた。森の中でエリックも静かにコオロギを見詰めていた。
陽が沈み、暗くなってきたのでエリックは少し脚を速めた。家まではあと少しだけれど、夜の森は怖いし危ないから、普段は通らない近道を通る事にした。
近道を暫く歩いて行くと、コツンッ、と爪先が何かに当たってエリックは森の中で転んでしまった。其の時に膝を強く打った痛みで暫く起き上がれなかった。右手に持っていた籠は少し先まで転がって、大きなクヌギの根元に横たわっていた。
エリックはハッ、と痛みを忘れて身を起こし、籠の元へ走った。ところが其の根元に横たわる籠の蓋は外れてしまっていて、中に居た筈のコオロギは居なくなっていた。エリックは残念で、暫く身を埋めていた。

漸く顔を上げて、仕方なく帰ろうとした時、帰り道が判らなく成っている事に気付いた。まだ小さなエリックはゾッとした。辺りを見渡しても、何処も同じ景色ばかり。もうすっかり陽は落ちて、其所は彼が一番に恐れていた夜の森だった。エリックは急に怖くなって、泣き出しそうになった。
其の時、森の何処からか、コオロギのあの音色が聴こえた。夜の森に響く其の美しい音色は、まるで道に迷ったエリックを導いているかの様だった。エリックは掌を握り締め、其の音の鳴る方へ歩き始めた。
音色に沿って暫く歩くと、二本の木が目印の、普段通る開けた道に辿り着いた。其れに気付いたエリックは突然の安心感に襲われ泣き出してしまった。

右手の籠の中にはいつの間にか一匹のコオロギが迷い込んでいた。其れは見たエリックは涙を拭くと微笑みながら、コオロギをそっと草むらに放してあげた。
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