2025.8

 

 

 東京ステーションギャラリーで

月末まで開催中

 

 

世界一周から帰国して、長野に行くまでの3日間の間に、来日している友人を連れて藤田の展覧会に行ってきました。

 

今回は展示の半分以上が藤田の写真もしくは、藤田が撮影した写真で、絵画とその作品制作の写真があったりと、絵画の理解も深まり、そして写真自体も素敵でとてもとても良かったです。

 

絵画はランスで見られなかった絵がこちらに来ていました。東京で見れて良かった!
2018年に日本で開催された没後50周年の展覧会でも展示されていた黒のマドンナが制作時の写真とともに見れました。


ランスのチャペルにまつわる写真もありました。もちろん、カルチェラタンの時代のパリの写真も。

 

行くまでは、写真ってどうなのかなと思っていたのですが、まず藤田の姿と彼の自己プロデュース力の凄さ。彼の目を通して見えていた世界が写真として見れたのがとにかく良かった。

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そして、今回の旅行のおさらいのように、パリ、ランス、そして南米での藤田の写真が見れたのも良かったです。

 

ランスの藤田チャペルについてはこちらに訪問時の様子を書いてます。

 

 
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ブエノスアイレスで見た自画像

 

南米滞在中のクスコやラパスの写真を見ても、彼がいた頃と今でもあまり変わらない街並み(と言っても私が行ったのも10年前ですが)に驚きます。

 

 

 

 

絵画では、「マドンナ」。2018年の没後50周年の展覧会以来、見るのは2度目になると思うのですが、今回は写真とセットになっていて、このマリア像のモデルが黒のオルフェのマルペッサ・ドーンだと知って、再び衝撃を受けました。

 

藤田嗣治、本当に私の好きなところを全部突いてきます。フラ・アンジェリコにディエゴ・リベラの影響に続き(詳細はパリ遠征ノート参照)、映画「黒のオルフェ」とは。この映画を見たのはもう何十年前だろう。映画が制作されたのは1959年。見た当時はけっこうな衝撃を受けました。恐らく1990年代に、1985年に制作された「未来世紀ブラジル」と同じ頃に見たのを覚えています。どちらも衝撃的な内容でした。

 

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マドンナの絵葉書を購入

そして、藤田の撮影した写真が、とても素敵すぎて、自分でもこんな写真を撮りたいと感じるものばかり。いつまでも目が離せない感じで、一人だったらずっと見ていたと思います。

 

フランスやアルゼンチンでは、フロアに自分しかいない状態で藤田の絵を見ていたので、東京の人の多さにも驚きました。やっぱり日本人に人気ですよね。

 

この「藤田嗣治 絵画と写真」は、ちょうど私の世界一周出発後に始まり、長野から帰る前に終わる展覧会だったので、東京にいる3日間の間に見れて本当に良かったです。

 

今年は藤田に呼ばれ続けた夏となりました