2025.7
ゲリズ火山のクレーター
3日目から5日目までは、レイキャヴィック近郊の観光です。
3日目:ブルーラグーンとレイキャヴィック
本日は、朝の8時からツアーでブルーラグーンへ。
もちろん、予約は Guide to Iceland !
ブルーラグーン Blue Lagoon
Blue Lagoon はケフラヴィーク空港から近い場所なので、本当はパリへの出発便の前にでも寄りたかったのだけど、生憎ブルーラグーンから空港へのバスの最終便は16時、飛行機は深夜0時なので、さすがに時間があまりすぎる。タクシーも考えたのだけど、高額になるので、だったら時間もあるしレイキャヴィクから往復しようと思い、3日目に行くことにしました。
ツアーで一緒だった人の話を聞くと、どうやら私の記憶とだいぶ乖離していたのですが、行ってみてやはり30年で衝撃的に変わっていました。
ここは、地熱発電の処理水(彼らはWaiste=ゴミと言っている)を利用した温泉施設です。なので、すぐ横に発電プラントがあります。
以前は、何もないところに池みたいにお湯のプールがあったのですが、なんとも立派でおしゃれな施設に生まれ変わっていました。
去年行ったヘルシンキのLolyu サウナがまさにそんな感じの北欧デザインっぽい作りで、地元の若者がパーティをするような感じだったのだけど、ブルーラグーンは、たぶん観光客しかいない。アイスランド人の友人に「マジ、観光客向けの高級スパになっちゃってるんだけど!」と伝えたら、「ごめんごめん、先に警告しとけばよかったね」と言われてしまった。
結構ショックだったけど、まあ来てしまったので、もちろん温泉に入ります。マッドパック1回とドリンク1杯付き。そう、これもツアーの人と話が噛み合ってなかったのだけど、昔は普通にそこらの泥を塗ってたよね。聞いたら、どうやら衛生上の問題でパックの泥を配ってるんですって。
とはいえ、月曜の朝イチに行ったので、比較的空いているのだけはありがたかった。お湯にに入りながらシャンパンを飲み、2時間ほど浮かんでから、ツアーの13時のバス(レイキャヴィク行きの始発!)で町に戻ります。このバスも5人くらいしか乗ってなかったかな。
あまりディスるのも良くないかもしれないですが、以前の素朴な姿を知っているだけに、悲しい気持ちになりました。私はもう行くことはないと思うけど、初めてのアイスランドで、飛行機が午前中に着くとかならば、レイキャヴィク行く途中にちょっと寄っても良いかもしれない。
ちなみに、レイキャヴィク往復バス、入場券付きで、25000円です。ね、悲しくなるでしょ。
ちなみに、出発便の前に寄るのはあまりおすすめしないかな。個人差あるかもしれないけど、シャワー浴びても、けっこう温泉が夜までベタベタしてました。シャワーは真水だと思うので、もしそのまま飛行機に乗るならボディソープ持ち込んで(一応ついてるけど)しっかり洗うことをお勧めします。スタッフの人もシャンプーしたら必ずコンディショナーしてねと言っていたけど、温泉成分はかなりキツイです。
ちなみに成分はシリカ(これが青い)、日本でいうとメタケイ酸。湯布院とかのお湯に近い。そして、藻類と豊富なミネラルを含みます。舐めるとかなりしょっぱい。




もしブルーラグーン素敵!と思うなら、国内でもこちらをおすすめします。
みょうばん湯の里 大露天岩風呂(別府)
庄屋の館(湯布院)
白骨温泉 泡の湯(松本)→ここの大浴場なんかはブルーラグーンみたいな広さと雰囲気です。
海外なら、ニュージーランド北島のロトルア(名前を忘れてしまったけど、青いお湯の浴場があります)。行ったのは10年ほど前ですが、だいぶローカルな温泉でした。
世の中、どんどん観光化して、モダンで綺麗な施設にリノベされてしまっているけど、日本も隈研吾にばかり作らせないで、古いものを活かすことも考えて欲しいものだと思います。
そして、もしアイスランドで温泉に入りたいというなら、公共プールもおすすめです。
結局、翌日はホテルから徒歩10分の Sundhöllin(スンドホゥットリン)プールの温泉に入りに行きました。
源泉ではないのですが、地熱で温められたお風呂があって、38℃、40℃、43℃と温度別の露天風呂があり、地元の人々はプールには入らずお風呂に浸かってます。フィンランドのタリンで行った超ローカルサウナみたいな感じです。個人的にはこちらの方が好みです。


レイキャヴィックの近郊に、スカイラグーンというお風呂が最近できたようで、ツアーのひとりがここに行った話を聞いたのですが、最近オープンした若者向けの施設のようです。先述のLolyu的な感じみたい(海には飛び込めないらしいけど)。
こちらもちょっと行こうか考えていたのですが、やめて、ローカル感を楽しみめる公共プールにしました。値段もスーパー銭湯より安い1800円くらい!
あとからアイスランドの友人に聞いらた、スカイラグーンには地元の人に人気らしいです。車があるならこちらも良いかと思います。
アイスランド国立博物館
ブルーラグーンから戻り、バスターミナルから程近い、国立博物館に立ち寄りました。アイスランドの歴史に興味がある方にはおすすめ。入植した9世紀くらいから、ノルウェーやデンマークの支配下だった時代、そして独立した後の政治や文化。宗教の歴史(キリスト教からルター派に)など、展示がなかなか良かったです。



Bæjarins Beztu バイヤリンス・ベストゥ のホットドック
夕方には歩いて港の方に戻り、有名なホットドッグスタンドへ。
今回はじめてアイスランドのホットドッグについて知ったのですが、有名な、「宇宙一美味しい」と言われるホットドック屋さんだそうです。あのクリントン元大統領も食べたということで、有名になったらしい。
私もホットドッグ全部入りをいただきました。フライドオニオンがアクセントになっていて、ラムのソーセージも癖がなくてなかなか美味しかったです。だいたい1000円くらい。リーズナブルです。
私の後にきた地元っぽいおじさんは、車を停めて、注文して1分くらいで完食し、さくっと帰っていきました。さすがです。


この日は、スーパーでスキールヨーグルトを買ってホテルに戻り、ゆっくり過ごしました。


本当は、夜21時からのホエールウォッチングを予約していたのですが、悪天候のためキャンセルに。翌日も天気が悪そうだったので、リスケせずに、今回は見送ります。
4日目:市民プールでのんびり
本来は、ゴールデンサークルのツアーを入れていたのですが、1日雨予報、気温も12℃ということで、翌日に変更できないか確認。
さすが、Guide to Iceland さま、キャンセル期限の24時間を切ってるけど、交渉してみる!ということで無事に5日目に変更してもらえました。
Gude to Iceland はOTA (Online Travel Agency) というより、コンシェルジュですね。いつでも速攻でこちらに寄り添って神対応してくれます。
朝から雨。気温も12℃と低いので、午前中は市民プールに言って、お風呂に入り、午後はホテルでのんびりして、早めにパリ行きのパッキングをします。初日から走り続けたので、昨日の夕方からは休憩タイムです。

宿の共有キッチンで、隣のイギリス人がラーメン食べてて、めっちゃ食べたくなったのでスーパーに買いに行ってきます。
5日目:ゴールデンサークルツアー
最終日もお風呂から始まります。
このツアーの後、ケフラヴィーク空港に向かう予定です。
本日のツアーは10時間コース。通常のゴールデンサークルにお風呂が追加されているので、水着持参です。
ゴールデンサークル:シークレットラグーン
有名なゲイシール間欠泉エリアの近く、フルージル(Flúðir)にある温泉です。
シークレットラグーンは観光客向けスパと化した Blue Lagoon と比べて、施設は綺麗になっていたうえに、古き良き温泉のままです。ファミリーも多く、のどかな雰囲気。そしてお風呂のすぐ横で間欠泉が見れるという、雲仙地獄のなかでお風呂に入っているような感じです(雰囲気はだいぶ違うけど)。次回来るなら、ここですね。
ツアーで2時間の滞在でしたが、レストランもあるので、足さえあれば1日ゆっくり来ても良いかなと思います。最後に理想に近い温泉に入れて満足です。



ゴールデンサークル:ケリズ火山クレーター
レイキャヴィクから1時間ほど、シークレットラグーンの前にこちらに立ち寄りました。火山でできたカルデラ湖ですね。水が外に逃げることはないので、水位の上下で地中の状態を測ることができます。
透明度の高い青のなかに、藻と赤土の色が入ってとても美しい。
下に降りて湖の淵を一周、もしくは「鉢(火口縁)」を歩いて回ることもできます。鉢も景色が良さそうですが、ツアーの短い滞在だと、両方は厳しいですね。


ゴールデンサークル:ストロックル Strokkur Geyser
アイスランドの代名詞とも言える間欠泉です。
30年前に来た時に見たゲイシルは現在、休眠中のようです。代わりに、こちらのストロックルが現在活動しています。規模はゲイシルより若干小さめかと思いますが、それでも大きいのがくると迫力あります。
敷地内に小高い丘があって、そちらから温泉だけでなく、周囲の絶景を見ることができるのも良いです。
前に来たときは、施設などなくて、普通に道路脇にゲイシルの間欠泉がある感じだったのを覚えています。ストロックルも囲われているものの、駐車場や通路が整備されているだけで、基本的には自然のままの姿が見れます。


ゴールデンサークル:Gullfoss グトルフォス(王様の滝)
ここはデンマーク王に捧げられた滝。水量がすごくて迫力満点です。
上から見れる見晴台と、下の遊歩道を通って、滝のすぐそばに行くこともできます。ここで、持参した100均のレインポンチョが登場。滝のすぐ横まで行くと、みんな見事にずぶ濡れです。


この旅最後にも大きな滝に行くのですが、ここの滝も想像以上に凄い!アイスランドに来たらここは行くべき。
ゴールデンサークル: 【世界遺産】シンクヴェトリル国立公園
ここを再訪したくてアイスランドにやってきました。
ユーラシアプレートと北米プレートの境界線。見た目はもちろん、政治的にも地質学的にも象徴的な場所です。向かって右側がヨーロッパ、左側がアメリカのプレートです。これらのプレートが毎年数センチ移動することで、地球に割れ目ができているのです。
1944年にアイスランドがデンマークから独立した時にはこの場所で独立宣言が行われました。
1986年にゴルバチョフとレーガンの冷戦時代の米露首脳会談が行われたのもこの象徴的な意味をもつ国だったからではないでしょうか(実際の会談はレイキャヴィクで行われました)。そして、悲しいことに、その溝はいま再び開いてしまっていますが。
両側のプレートの壁の間を日本車が走り抜けるコマーシャルがあって、30年前はそのままの自然な状態で見れたのですが、地盤に陥没があったらしく、世界遺産保護の目的もあって、今は歩道がかけられています。



シングヴェトリルから、レイキャヴィックまで車で30分ほど、こんな大自然のすぐそばに首都の街があるのです。
今回は一人旅ということもあって、ゴールデンサークルをツアーでまわりましたが、もし複数人であれば、レンタカーでもう少し色々な場所をまわっても良いかもしれません。行ってない場所も結構あるしもう少しゆっくり見たかったので、ひとりで車を借りてもよかったかな。
そして、南海岸のツアーで一緒だったカリフォルニアからの女性は、アイスランドを1週間かけて一周するクルーズに乗るといっていました。北側にも温泉など見どころが多いので、クルーズも良さそうです。
今回、2回目ですが30年空いているので、その違いを実感することができました。また来る機会があれば、島を一周するのも良さそうかなと思います。
この日は平均13℃。ウールのニットにライドダウン、上にマウンテンパーカーでしたが、途中、携帯用カイロとタオルを首に巻いても寒かったです。
そして、ツアーの後、レイキャヴィックで夕食を食べてから空港へ。
最高気温39℃、気温差26℃、真夏のパリでアイスランド人の友人と合流します。


