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本日の旅先松本

 

2024.8

 

 

サイトウキネン・フェスティバル開催中

 

小澤征爾さんを観たのは、ウィーンフィルの芸術監督時代に、ウィーン歌劇場で来日した時だ。2010年頃だったろうか。

東京文化会館にて、小澤征爾とウィーン歌劇場を破格の値段で観れたのを覚えている。

演目はチャイコフスキーの歌劇『エウゲニー・オネーギン』。真っ赤な舞台セットが印象的だった。

 

小澤征爾のチャイコフスキーは恐らく私が観たオペラのなかでも群を抜いていたプロダクションのひとつだ(他は全て海外)。それが日本で観られるなんて夢のようだった。

これが小澤征爾の素晴らしいところだと思う。

気軽に素晴らしい音楽に触れる機会を日本にも。

松本で毎年実施しているサイトウキネン・フェスティバルも子供たちや初心者にもわかりやすい演目が含まれている。

 

昨年、松本でサイトウキネンを見たが、これが小澤征爾、最後の監修となったようだ。

今年は生憎スケジュールがあわず見送ったが、来年はぜひまた訪問したい。

 

小澤征爾さん、感動をありがとうございました。

貴方は確実に日本人にクラシックを身近なものとして鑑賞する足がかりを作ってくださいました。

 

オペラのついては、また書きます!

 

おまけ。

チャイコフスキーを観たしばらく後に、当時の会社が入っていた渋谷クロスタワーのエスカレーターで小澤征爾、奥様、小澤征悦の3人とすれ違った。高層階のレストランからの帰りのようだった。間近で小澤征爾を見られて、こっそり喜んだのを鮮明に覚えている。

 

追記:

その後、本を読んでいて、私の見たオネーギンは「東京オペラの森」2008年ウィーン国立歌劇場との共同制作。

DVDになっていました

 

読んだのはこちらの本。

ページをめくるたびに涙が出そうになります。

同じ時代を生きて、実際に振っている姿を見れたことは、この上なく幸運かつ光栄である。