本日の旅先ベルリン
2024.6
ティーア公園の戦勝記念塔
7カ国目ドイツ、ベルリン。
1989年の天安門事件とベルリンの壁崩壊、
当時学生だったが、衝撃的なイメージだけが残っている。ゴルバチョフのペレストロイカがいかに凄いことだったかと、現代のロシアを見て思う。
そして、ナチスの歴史を隠さずそのまま残して次の世代に受け継ぐドイツの姿勢に驚いた。
同盟国ながら、臭い物に蓋をする日本との違いは明確だ。
さて、夜便だったので、取り急ぎ、ブランデンブルク門近くのサービスアパートメントに。
2ベッドルーム、洗濯機付き。4泊の滞在中、洗濯機を回しまくる。リビングからはテレビ塔が。
夜便着、午前便発なので、実質3日の滞在。
ベルリンの観光は壁などを含めほとんどが東ベルリン側にある。なので、ホテルも東側が多いようだ。
1日目:ブランデンブルク門と国会議事堂にバウムクーヘン
近くの評価が高いカフェでブランチ後に、洗濯物を干して、徒歩5分くらいのブランデンブルク門へ。
ベルリンの壁崩壊の写真に写っていた場所だ。
壁はこのすぐ側にあり、門の場所だけ半円に西側に出っ張っている格好だ。(進撃の巨人の塔がある箇所のような感じ)
現在はないが、写真で見る限り門のギリギリまで壁があったのだ。まさに自由の象徴。
隣の国会議事堂を外から眺めて、公園を散策して西に向かう。公園中央には天使の像(戦勝記念塔)が。
映画のモチーフだったらしい。そこで北に向かうとお目当てのカフェが。
Konditorei & Café Buchwald にてバウムクーヘンのパフェをいただく。
因みにドイツは、どこもお水は注文しないと出てこないのでご注意を。
夜はスーパーでビール🍺とプレッツエルとハム、黒トマトを買って部屋で飲み会。
ビール1本1ユーロしないので、水よりビール飲むわなw
2日目:テロのトポグラフィーとオペラ
この日は念願のベルリンオペラ。
ワーグナーの神々の黄昏(ニーベルングの指環)で16時スタート(終演は23時!😱)の超大作に備え、観光は午前中のみ。
部屋のあるヴィルヘルム通りを15分ほど歩くと、テロのトポグラフィーという、ベルリンの壁とナチス本部の地下牢跡にユダヤ人迫害の歴史が展示されている。
建物内の写真展示の解説として、英語になるが音声ガイドがとてもわかりやすいのでオススメだ。1.25倍速で聞いて1時間ぐらい、かなりしっかりと説明してくれる。
屋外の壁や地下牢はそのまま残され、爆撃されて粉々になったSSの建物の石はそのまま博物館の周りに残されている。せめて重苦しさと閉塞感を逃すためにも建物は全面ガラスになっている。
ここからさらに10分ほどの所に、チェックポイントチャーリーがある。いわゆる壁の検問所が残っており、西側からはロシア兵の顔が、東側から見るとアメリカ兵の顔が睨みをきかせている。
東から見た西側にはマクドナルドとケンタッキーが見えているのが象徴的だ。
ランチにはアパートメントの下にあるドイツ料理店で、アイスバインをいただく。長丁場のワーグナーに備えて夕食分も食べておかないとw
食後の散歩を兼ねて、ポツダム広場からメトロでオペラに向かう。
ベルリンにはオペラ座が東西それぞれにあり、いわゆるドイツ国立オペラは西側。東側のオペラ座は世界的なプロダクションではなく、プラハなどのような東側のオペラではないかと想像する。
というのも、同行者と東側のチケット(ムソルグスキー)を取っていたのだが、空港からの電車で西側でワーグナーをやってるのを見つけ、大急ぎで私だけそちらの席を押さえたのだ。(友人は東側のオペラ座へ。そちらは歴史的な建造物で素敵だったようだ)
オペラについては、長くなるので別ブログに。
3日目は、東側の観光。
壁アート「イーストサイドギャラリー」とベルリン大聖堂
ブランデンブルク門から電車で15分くらいで、イーストサイドギャラリーに。ここはいわゆるベルリンの壁に絵が描かれているアートエリアだ。有名な壁のアートを写真で見たことがある方も多いだろう。
その後、ベルリン大聖堂へ。
屋根の上の展望台にも登れるので、体力に自信のある方はぜひ行ってみてほしい。
タリン、ストックホルム、コペンハーゲンに続き、300段弱の石段を乗る。ここの階段が今までで一番登りやすい。そして、ほんとヨーロッパは体力あるうちに来た方がいい。足腰鍛えられます。
ブランデンブルク大通り沿いには博物館やオペラ座、美術館なども並んでおり、それらを見ながらブランデンブルク門まで歩ける。
東西が共存するベルリンは、ドイツの森と東欧が隣り合わせにある、素敵な空間だった。