TODAY'S
 
本日の旅先モントリオール


2024.5



​Schwartz 朝11時でこの行列‼️


May Gray 5月の暗くて寒いカリフォルニアから、カナダ東海岸のモントリオールへ。

打って変わって、夏空に25℃以上の最高の気候。


モントリオールといえば?映画祭、シルク・ド・ソレイユ、フランス語。

生憎、シルクの公園はなかったが、北米のパリの雰囲気を満喫できた。


3日の滞在の初日は

モントリオール美術館

ジャンタロン市場


美術館は4階建で、最上階は博物館。こじんまりとしているが、非常にウィットのある展示で楽しめる。メキシコのマヤなど、北米の歴史的な展示がメインだ。短時間で楽しめるので、ここは飛ばさないでぜひ見て欲しい。


その下は、企画展。このタイミングでは、箱根の森美術館で有名なヘンリームーアとカナダの画家オキーフの合同展。さらに、別floorでは、広重の東海道53次。意外と外人向けの説明の方がシンプルでわかりやすいのだと思った。以前、長野県立美術館で見た広重展も良かったのだが、深過ぎて、私くらいの知識・興味レベルだと、こちらの方が手軽に楽しめた。


最後に1階では、常設展で、ピカソ、ルノアール、モネなどを含む欧州の絵画とモダンアート。

美術館だけでなく、街中にもアートがいたるところにあり、この美術館も含め、気軽にアートを楽しむ文化を肌で感じることができる。


美術館からは、地下鉄でジャンタロン市場へランチに。


こじんまりした市場だが、雰囲気がよろしい。

LAでは肉三昧だったので、久々に魚(でも揚げ物)。

フィッシュ&チップスとワカサギのフリット。他にはロブスターなどが美味しそうだった。



新鮮で美味しい。半分くらいは植物だろうか。野菜や果物も安くて、近所の人の台所といった感じ。


満腹になったので、腹ごなしに徒歩でベーグル屋へ。

モントリオールのベーグルは、なんというか、ガッシリ系で美味しい。NYに行くと必ずベーグルを食べるのだが、日本やカリフォルニアのベーグルと比べるとNYに近い。1番のオススメのセサミと、メープルアップルを残り2日分の朝食に購入(クリームチーズも売っている)。宿泊したB&Bの朝食に持ち込みでいただいた。


2日目は

ノートルダム大聖堂

ジャンドラポー公園

オールドモントリオール


まずは、ホテルの近く、シュワルツというお肉屋さんでスモークドミートのサンドイッチを買って、

ノートルダムへ。オンラインでチケットを購入するが、時間指定ないので入場の列に。一瞬列の長さにビビるが、入り口で聞いたら、30分ほどで入れると。おそらく中の人数を調整しているようで、30分ほどで並んでる全員を一気に入れていた。



教会を見学して(奥にも素敵な礼拝堂があるので忘れずに!)、歩いて川沿いに。

公園で川を眺めながら、サンドイッチをランチに。



このサンドイッチ、最初は2人でシェアしようと思って1個を頼んだのだが、あまりに小さく(見た目日本のサンドイッチ1個くらい)、慌ててもう1つ追加したのだが、

開けてみると、まあ肉がすごい圧縮されていること。

やはり海外サイズ。コールスロー(小)とピクルスと合わせて、女性なら2人で1個で十分。


お味は、これパストラミなのかな、かなり好きなサンドイッチ。なので、結局1人で1個完食してしまった。NYのKatz、LAのNYデリ、こちらのシュワルツ。どれも甲乙つけがたい。来たら外せない、というのは確かだ。



そしてランチ後に、自転車を借りて川向こう(というか川に浮かぶ島)まで、移動。


モントリオールは自転車を借りられるスポットがかなり多い。東京とは比べ物にならないほどあちこちにスポットがありとっても便利。滞在中、2回乗ったが、電車バスを乗り継ぐより便利である。

アプリで借りられるが、注意が必要なのは、電動自転車(ブルー)はヘルメットが必須。普通の自転車(シルバー)なら、ヘルメットなしでもOK


ジャンドラポー公園までは自転車だとかなり大回りなので、川沿いの景色を楽しむにはもってこい。

ただ、そこそこ乗るので、(そしてお天気良過ぎて汗だくのため)、帰りは地下鉄に乗りましたw


この公園はモントリオール万博の跡地で、広い敷地の公園となっており、ライブなども行われるようだ。この日も、午後からハウス系の屋外イベントが開催されていた。


対岸からの景色


夕方までのんびり(ちょいと昼寝も)したあと、地下鉄を乗り継いで、旧市街へ。

まあ、この辺りは観光地的なレストランが並ぶエリアと若者向けのカフェがある感じ。雰囲気はあるが、まあ、少し散策するくらいで良いかな。

食後に、また川沿いに戻り、夜の景色を見ながら散策を。こちらの方がローカル感があって良い。

シルクの劇場もあるが、次回来ることがあればぜひ見てみたいものだ。



3日目、最終日。

フライトは18時の便なので、遅めのチェックアウト後は、カフェでゆっくりランチ&デザートを。


こちらのカフェはホテルから近く、フロントの方のお薦めだったのだが、これが一番美味しかったかも。オムレツと鴨のコンフィ。デザートにオレンジ風味のパンプディング。道路に面したテーブルでゆったりランチ。






ちなみに、モントリオール(ケベック州)はフランス語が第一言語。第二言語が英語である。

なので、まず最初にフランス語が書かれているし、話しかけられる。

滞在中はちょうど愛国記念日だったのだが、フランス語圏の独立デモがあちこちで開かれていた。


私は大学で言語学を学んだことがあるんだが、言語はアイデンティティだと思っている。

なので、その土地で言語を強要されるということに少し違和感を感じる。

日本のように単一民族、単一言語だと、その感覚がよくわからないのだが、征服を繰り返した地域の人々にとっては、言語の選択はそれほどに重要なものなのだろう。


ちなみに、現地の友人によると、看板など全ての表示はフランス語が大きく最初に、その後に英語と決まっているらしい。ケンタッキーもフライドチキンは仏語表示。


北米大陸でありながら、非常に保守的でユニークな文化圏を感じることができた。単なる北米のパリではなく、独自の文化がここにはあった。