本日は外貨投資について。
資産の大半がアメリカでドル所有のため、引退を機に、資産を日本に移動し始めている。
さて、それをどこに置いておこうかと考え、まずはMMF(現在10年もの金利が5%)と米国ドル債券(平均利回り4%くらい)に置いている。
NISA含め外国株の投資信託も行っているが、これらは円から。
そして、今回初めて知ったのだが、NISAもドルで買えるのですね(投資信託など商品によるが)。なので、テスト的に少額の・・・を購入してみた。
こちらは、後日検証して結果を書きたいと思う。
さて、なぜ、債券に投資をしているのかというと、分散投資と、定期収入のためだ。
現在の現金資産(不動産含まない)のポートフォリオは以下の通り。
円・ドル=2:8
株・債券・保険=4:4:2
このうち、債権は100%ドル建て(ドルで購入)、利子はドルで受け取り必要に応じて再投資中。
現在は手持ちの現金があるのだが、それが不足してきたら円転して生活資金にしようと思っている。
私の場合は元々、米国ITの会社にいたので株式をアメリカに持っている。なので資産の大半がドルでかつ海外にあった。
それゆえに、円から債権を購入する為替リスクがないのだ。厳密には最終的に円にするので為替差は発生するのだが、少なくともドルから円への片道なので手数料も半分だし、変動を意識することがあまりない。
現在、ドル建て債権購入者が増えているようだが、特定の条件に合うならば良いだろうし、私も全ての人に勧めるわけではない。
私の考える外貨建て債権が向いている人
・元々ドルを保有している(為替変動を考えなくて良い)
・資産額が1億以上、最低でも2000万以上(少額でもいいのだが、これ以下なら他の商品で元手を増やした方が良い)
・余剰金があり毎月のお小遣いが欲しい人(大きく増やすより小銭が欲しい。分配型の投資信託よりは利率は良い、と思う)
・引退した人(リスクが取れない)
ただし、債権とは言ってもデフォルトリスクはあるので、紙切れになる可能性はあるので注意。
逆に向いていないのは、若者(長期運用が可能、多くの場合はまだ資産形成中)、投資資金をあまり確保できない人。
それらの人も、ポートフォリオの一部として少額でも持つのは悪くないと思う。実際、私もiDeCoでは40代以降は50%を債権に変更した。
30代の運用で100%株式にして全体の額が数倍になっていたので、出口での節税を考えてiDeCoでそれほど増やさず他に投資の比重を動かしたのだ。
そして50代で引退して、大きくポートフォリオを守りに変えた。
米国債投資についての発信も多いが、まずは自分が資産をどうしたいか、リスクをどこまで取れるか、現在の収入の状況や年齢を考えて判断するべきだろう。特に為替は本当に読めないので、いくら債権であっても日本に生活している以上はそのリスクは必ずあるのだから。
ちなみに、MMFに入れていたドルを短期で米国債の購入に当てたのだが、ドルで入金して一度も円に変えていなくても、円換算で差益が出ると税金取られます。私は円が入っていなかったので、請求がきました。危うく見逃すところだったので、MMF売却時にはご注意を!
MMFについて。
外貨建ての投資信託。毎月金利が振り込まれるので、気づくと結構溜まっている。
ただし、金利(分配金?)が変動するので、長期で現在の利率が続くとは限らない。
長期で利確したいなら債権の方がおすすめ。短期でドルを一時的に置いておくなら、流動性が高い(2営業日くらいで現金化可能、手数料なし)ので国内のドル普通預金よりはこちらに置いておく方が今のところ圧倒的に良い。
投資は必ず余剰資産で。半分になっても惜しくない金額を。
情報を妄信せず、自分で勉強して納得してから、自己責任で投資をすること。
このブログの内容は推奨でもアドバイスでもなく、あくまでも個人的な見解です。