まず健診結果で目立つ点
貧血
かなり典型的な「鉄欠乏性貧血」です。
数値:
* Hb 9.9(低い)
* MCV 73(小球性)
* MCH低下
* MCHC低下
これは
「鉄が足りなくて赤血球が小さくなっている」パターン。
しかも前回より改善してない。
つまり先生が鉄剤を優先したのは妥当です。
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なぜ「まず貧血治療」なのか
子宮筋腫治療では実はかなり重要です。
理由は:
① 貧血そのものがしんどさを作る
* 疲れやすい
* 動悸
* 頭痛
* 集中力低下
* 息切れ
* むくみ
* メンタル不調っぽさ
が全部起きる。
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② 手術するにも貧血改善が必要
もし将来手術になる場合、
Hb 9台だと:
* 出血リスク
* 輸血リスク
* 術後回復低下
がある。
だからまず鉄を入れて体力作る。
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「ジェノゲストは周期が短くなってから」の意味
先生が言いたい可能性が高いのは:
「まだ卵巣機能が比較的しっかり動いている」
ということ。
あなた:
* 周期28日
* まだ自然排卵が比較的整ってる
つまり「閉経移行期にまだ入ってない」。
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ジェノゲストの位置づけ
ジエノゲスト は、
* 生理を軽くする
* 筋腫による出血を抑える
* 子宮内膜症にも使う
薬。
でもデメリットがある。
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なぜ今すぐ使わないのか
40代後半の筋腫治療で医師が悩むポイント。
理由としては:
① 不正出血が逆につらい人がいる
ジェノゲストはかなり高頻度で:
* ダラダラ出血
* 少量出血が長引く
が起きる。
今あなたは既に貧血。
だから、
「さらに出血で生活の質が下がるなら今は様子を見る」
という判断はあり得る。
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② 閉経近くなると自然縮小を狙える
筋腫は女性ホルモン依存。
閉経近づくと:
* エストロゲン低下
* 生理周期短縮
* 無排卵増加
→ 筋腫が弱る。
だから:
「今は大きく変化していないなら、閉経まで逃げ切る」
という戦略。
これは婦人科ではかなり一般的。
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「UAEのおかげで固くなっていない」の意味
ここは少し興味深い。
通常UAE後は:
* 血流低下
* 線維化
* 一部壊死
で「硬く」触れることも多い。
先生が言いたいのは恐らく:
「変な石灰化・強固癒着・高度変性にはなっていない」
というニュアンス。
つまり:
* 暴れている筋腫ではない
* 炎症感が少ない
* 急激増大しそうではない
という印象。
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「壊死部分が残る」は本当によくある
UAE後は:
* 壊死組織
* 変性
* 血流低下部位
が数年残ることある。
特に:
* サイズが大きめ
* 完全壊死しきらない
* 部分的血流残存
だと普通。
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「手術は癒着もあるので今は外す」
これはかなり現実的。
UAE後は:
* 血流変化
* 炎症
* 組織変性
で癒着リスクが上がる場合ある。
さらに:
* 5×6cm
* すぐ巨大化してない
* 命に関わる状態ではない
なら、
「無理に切りにいかない」
のは理解できる。