これは、自転車大国に留学していた時の話です。
あれは夏休み始まった頃。
友人が帰省するということで、、。飛行機の便が朝の5時ごろ。空港まで40分ほど電車に乗らなければいけないので、深夜2時ごろ家を出るという。
しかし、家から駅まで歩いたら40分ほどかかる、
深夜、スーツケースを持って一人の少女が歩くのは、大変危険で怖い。ということで。。
私が自転車で送ることになったのです。
若干、面倒臭いな。とも思いましたが、もし友人が連れ去られて行方不明になったら、、、
と考えると、断れなくなり、、、
、、ということで駅まで出発!!!
友人を後ろに乗せて、、
夏の深夜2時、誰にも殺されませんようにと心の中で呪文のように唱えながら、、、、
無事、駅に着き、、、
駅には、横にも縦にも大きい警察の方達が見張りをしていて、とても安心しました。
友人とハグを交わし、友人が改札を入り、姿が見えなくなるまで見届け、、。
見届ける側ってなんだか切ない気分になりますよね、、、
そして私は、家に帰りましょう〜。。
オレンジ色の自転車を走らせること数分。。。。
車通りも少ない、人もいない深夜2時30分、、
なんだか斜め後ろに違和感が。。。。。
怖いなと思いながら横目で確認。。すると、、、
赤い車がゆっくり走っていました。
あ、なんだ。。すぐどこか行くだろう。と思ってしましたが。。
ん???何か様子がおかしい、、
なんだか、抜かしもせずウロウロ私の後をついて来るようでした。。
自転車VS自動車
勝てるわけないじゃないですか。。
小さな脳みそを絞って出てきた、逃げる対処法は3つ。
❶自動車が通れない小道を行く。
❷対向車線に行く。
❸駅に戻って警察の方に行く。
、、、小道に行けば、浮浪者や怪しい人がいそうなので、、、、ボツ
、、、逆車線に行きたかったのですが、信号で止まれば身が危ない、、、、ボツ
、、、駅に戻ろう。と思いましたが、家はもうすぐそこ、、Uターンして駅に戻る間に殺されるのでは、、、、、、保留
ダッシュでどんなに漕いでも、どんなに私が怖い顔をしても、のろのろついてくる自動車、、
逆にゆっくり漕いでみると、前の方で止まって、私が通るのを待ち伏せ、、、
その車の中には、運転している男性の方が一人、、、窓を開けて、こちらを見ながら運転中。。
まあまあまあ、、あっちも一人でよかったと少し思いつつも、、
、、心臓はドッキドキで、、、、頭の中に「臓器売買」という言葉がウヨウヨ。。。
「ヤダーーーーー私の人生まだ始まったばかりなのにーーーー」
と嘆きながら、、
「こうやって突然、死、というものは襲いかかってくるんだなぁ」
と、まだ何も成し遂げていない自分に後悔しながら。。
なぜか、この時、「彼氏が欲しい」と思いましたね。。彼氏がいたことがなかった当時の私はきっと、「彼氏がいたら私を守ってくれる」とでも思ったんですかね。
そんなに世の中、甘ったるい恋愛映画ではないんですわ。。。。
そんなことを思っているうちに、家が見えてきました。。それでもその車はついてくる。。
自転車を置いて、家の鍵を開けているうちにチェックメイトだな。と思っていたら、
家の付近に二人の女性が世間話をしていました。!!
これだ!!
二人の3m前で自転車を降り、あたかも友人のように近づきました。
私の演技力に騙された、その男は、車をUターンさせどこかへ消えて行きました。。
よかったーーーー。学校で演劇と即興の授業があって。:)
学校の授業が身になっていると実感した恐怖体験でしたね。
でもそれにしても不思議です。。
二人の女性があんな深夜にあんなところに丁度良くいるなんて。。
もしかしたら彼女たちは、実は妖で、こんな私を助けてくれたのかもしれませんね。。感謝です。