NOCOが3年生の頃のお話です。

 

そのころ、お祭りというと、青や赤にスプレーされたひよこを売る露店がよくありました。

露店のお兄さんは、「青は雄、赤は雌。つがいで飼えば卵を産むよ」

なんて言いながらひよこを売るのでした。

 

NOCOも欲しくてほしくて、NOCO母にねだったのですが、

「そもそもあれはカラースプレーで色を付けているだけよ。

それに、何色のひよこだろうが、ニワトリになったら白くなるだけよ」

とあっさり却下されたのでした。

 

白いニワトリになろうが、それまでは青いなら見ていて楽しいだろうに・・・

そう悔しく思っていたら、

お祭りの翌日、クラスメイトが赤と青のひよこをもって登校してきたのでした。

 

どうやら、親に内緒で、つがいで買ったのですが、親が飼えないと反対し

仕方なく学校で買うことになったのでした。

 

学級会での話し合いの結果、しばらくクラスで飼ってみることに・・・。

すると青いひよこも赤いひよこも、1週間も経つと普通のひよこに大変身。

そりゃね、カラースプレーが1週間も持てばいい方だよねと、

女子はやっぱりね、という雰囲気。

男子は落胆の様子を見せたのでした。

とはいえ、ひよこはピヨピヨかわいくてクラスの人気者。

 

この先どうしようか‥‥と再度学級会が開かれたところで、クラスメイトが

「お父さんが鶏小屋を作ってくれるって言ってる」ということ、

校長先生も学校で飼っていいと言ってくれている」ということがわかり、

中庭でクラスの鶏として買うことになったのでした。

(先生は内心大人るなる前に死んでしまうのでは?と思ったそうなのですが)

ひよこはすくすく成長し・・・実はチャボだったということも判明。

そして、どちらのひよこも、「雄だった」ことも判明したのでした。

 

毎週クラスの班ごとに、小屋の掃除・餌やりを当番で行っていた1年後、

4年生の夏休みに入るところで、先生招集の学級会が開かれました。

 

そこで先生からこんなお話がありました。

「これから、大きな休みに入ってしまう。さすがに夏休みのお世話は大変だと思う」

「それに今はまだ1年未満なので、今なら業者に持っていくと若鶏として買ってもらえる」

「もう十分お世話をしたんじゃないか?」

 

・・・・と。つまり、食肉にしようと言うんです。

 

「先生がそういうなら・・・・・」

「夏休みに学校まで来るの大変だし・・・」

 

クラスはもう食肉でしょうがないモード。

 

ですが、NOCOは納得いきません。

NOCO

「私が毎日お世話します!それなら文句ないでしょ!!」

ちょうどその年は妹がまだ小さく、帰省をしないこともわかっていたので
そう宣言しました。

 

その後もいろいろ話愛をしましたが・・・結果、もうしばらく様子を見よう。

という結論に、そしてNOCOは宣言通り毎日お世話をすることになりました。

もちろんNOCOに協力してくれる人は協力するという前提で・・・・。

 

NOCOは、

本当に欲しいと思ったひよこが、クラスで飼えるんだから、何の文句もありません。

毎日毎日お世話に通いました。

ただ、内心「本当につがいだったら、卵産んでくれただろうに・・・」

「そしたら、絶対孵化させたのになぁ~~」

そう。まだ自分で孵化させるという夢をあきらめていなかったんですよ。

諦めが悪いNOCOでした。

 

 

 

・・・・で、このチャボ、どうなったと思います???

 

 

 

 

 

 

 

 

結局3月に、クラス替えをしたら育てることはできないねってことで

食肉業者に引き取られたのでしたえーんえーんえーんえーん

 

世の中そんなにうまくいかないってもんですね。