AIで作った人物画像は理想どおりなのに、動画にした瞬間、目の形や輪郭が変わってしまう。そんな経験はありませんか?

私も最初は、動画用のプロンプトを細かく書けば直ると思っていました。しかし、指示を増やすほど別人になってしまうこともあります。

原因は、動画モデルに一度に多くの変化を任せすぎていることでした。今は次の順番で確認しています。

1.動画に向いている元画像を選ぶ

きれいな画像なら、どれでも動画に向いているわけではありません。

元画像は、次の条件を満たしているものを選びます。

  • 顔が小さすぎない

  • 正面、または少し斜めを向いている

  • 髪や手で目・鼻・口が隠れていない

  • 強すぎる影や特殊な色加工がない

  • 表情が自然で、口を大きく開けていない

私は別のシーンを作り始める前に、まずキャラクターの顔と設定を保存しておきます

静止画の段階で顔が安定していなければ、動画にしたときの変化はさらに大きくなります。

2.変えない部分と動かす部分を分ける

動画の指示は、長い文章にせず、「固定するもの」と「動かすもの」に分けています。

例えば、次のように書きます。

固定するもの:
同じ人物、同じ目の形、同じ鼻、同じ輪郭、同じ髪型、同じ年齢。

動かすもの:
自然なまばたきを1回、わずかな呼吸、小さな首の動き。

服装、背景、照明、カメラ、表情を一度に変えようとすると、モデルが顔まで作り直しやすくなります。

3.最初の動画は3~4秒にする

最初から大きな動きを作る必要はありません。

私は次の条件から試します。

  • 長さは3~4秒

  • カメラは固定

  • 動きは一つだけ

  • 話させない

  • 顔の前に手を出さない

  • 後ろを振り向かせない

大きな笑顔、激しいカメラ移動、髪で顔が隠れる動きは、顔を再生成する範囲が増えるため、別人になりやすくなります。

まずは同じAIインフルエンサーを継続して作れるツールで基準となる顔を決め、小さな動きから確認する方が安定します。

4.動画ではなく最初と最後のフレームを比べる

動画を普通の速度で見るだけでは、小さな顔の変化を見逃してしまいます。

最初と最後のフレームを止めて、次の部分を比較します。

  • 目と目の間隔

  • 眉毛の形

  • 鼻の幅

  • あごの輪郭

  • 唇の形

  • 髪の生え際

  • 年齢の見え方

動きが自然でも、最後のフレームが元画像と違う人物に見える場合は使いません。

5.問題が出たら、この順番で直す

顔が変わったときは、すぐに長いプロンプトを書き直すのではなく、次の順番で修正します。

  1. 動画を短くする

  2. 顔と首の動きを小さくする

  3. カメラの移動をなくす

  4. 顔の前を横切る物をなくす

  5. 顔が大きく写った元画像に変更する

  6. 最後にプロンプトを調整する

この順番なら、何が原因だったのか判断しやすくなります。

短い動画で顔が安定した後に、同じキャラクターから投稿用の画像や動画を展開すると、コンテンツ全体に統一感を持たせやすくなります。

まとめ

大切なのは、最初から派手な動画を作ろうとしないことです。

まず人物を固定し、小さな動きだけを加え、最初と最後のフレームを比較する。そのテストに合格してから、表情やカメラの動きを一つずつ増やします。

別人に見える10本の動画より、同じ人物だと分かる3秒の動画の方が、AIインフルエンサーの運用には役立ちます。