誰があんたの顔マジマジと見るねんそこまでバッチリメイクせんでええわ
とノチコに怒られながらも最後までバッチリメイクをしたお姉ちゃん
子供の面倒は見なアカンわ、荷物片付けせなアカンわで案の定お姉ちゃん待ちの時間が発生し、予定より少々遅れ目でお宿出発となりました〜
もうリフトも動いてますけどね〜な時間にスキー場到着〜
麓の方か中腹かって感じでどっちでもスタート出来るけど、今日は初心者3人のお教室申し込みがあるのでお教室受付のある中腹の方へ向かいま〜す
皆の到着時間が被ってるのか駐車場までなかなか辿り着けず…
車の中から見たリフト券買う列にびっくり
ねぇこれどこまで列続いてるのってくらい最後尾が見えねぇ
これは大変
と車停めるのはお義兄さんに任せてとりあえず5人でレンタルに並びに行ったところ、レンタルの列も半端ねぇ
あとで聞いた話、この日2/10は全国のスキー場が一番混雑した日だったらしい…
お宿で貰ったリフトの割引券持ってるお義兄さんが合流するまでとりあえず全員でレンタルの列に並んだんやけど、全然進まねぇ…
初心者3人が申し込む予定のスキー3点セットのレンタル+リフト券+お教室つきで4000円って破格のデビューパックとやらのお教室スタートが10時なんやけど、間に合う気がしねぇ
並んでる間にチロに受付行ってデビューパック間に合わない時はどーするのって聞きに行ってもらったら「午後のコースもございます」的な返事をもらったとかなんとか…
時間に間に合うよーに受付してやるぜ的サービスは無いよーだ
駐車場がどこも満車だったとかでエライ遠くまで停めに行かされたらしく、思ったより遅くお義兄さん合流〜
それでも停めれただけマシらしく、2台後ろ位からはUターンさせられてたとか…
Uターンして他にも停める場所があるならいいけど…後ろの車はどこまで行かされたのかしらね〜
ウエアから靴からボードから…何から何まで自分の持ってきてますなチロさんにリフト券売り場に並びに行ってもらいレンタル組みはそれからもしばらく並び続け、やっとレンタルとお教室の申し込みが終わったのが11時前
あれ、ここに着いたの何時やっけ
既に疲れたんですけど〜
初心者3人のお教室スタートが1時からなので、それまで何もできない3人を2時間も放置して滑りに行く程鬼畜では無い経験者3人は「とりあえずご飯食べとかない」ってノチコの提案を受け入れてくれてお食事処へ移動〜
そらあんなけ行列やったら店も混むわな
空席探すのも一苦労…休日のコストコのフードコートでの席探し並みに大変やったわ…
しかもこの店思ってたより狭いし…
更に待ち合わせやら場所取りやらで使ってないクセに取ってますな席多いし
なんとか4人席確保の後離れて2人席が取れたのでご飯買いに〜
来るまではうどん食べる気満々やったんやけどね〜
値段見て食べる気なくなったよね
わかるよ。よそで食べるわ〜ってワケにはいかんから皆絶対食べるし足元見てはるんでしょ価格で全体的に高いのはわかるけど、なんでうどんに1000円近くも払わなアカンねん思ったら「米食おう」って気になりまして
ノチコが選んだメニューは
うん…お値段以下のお味です
他の人だって食べ終わってもゆっくりしてるんだしちょっと位いいかな〜…って時間潰しがてらちょっと座ってようかな〜と思ったけど、まだ食べ終わってませんな段階で次々と「ここもうすぐ空きますか」って聞いて来られるから座ってられないよね
空席が無くて困ってる人がいるのわかってて食べ終わってるのに長居する程図太くないもんで、食べ終わったら早々に席は空けて差し上げましたよ〜
お陰で荷物持ったままトイレ行かなきゃだったからちょっと大変だったわ
ご飯ゆっくり食べたけどまだ12時過ぎで…
さすがにこれ以上ボード組を巻き込むのはかわいそうなので「お教室始まるまでノチコが子供見てるよ〜」って三人を見送って差し上げました〜
ノチコ優しい〜
快く送り出したものの、スキーの履き方すらんからんノチコにボンが5分おきくらいに「ねぇちょっと履いてみていい」って聞いてくるのね
いいワケないよね…
てか履き方知らねえし…ってやり取りにそろそろ飽きてきた頃ボンが一人で雪遊びし始め
せっかくなのでお嬢にも入ってもらって
1時になりました〜
いよいよデビューパックの超初心者のお教室スタートで〜す
ちびっ子とちょっと大きい子から大人までって2組にわかれてたみたいで、ボンだけ別グループで名前呼ばれたんやけど、一人にすると何しでかすか…と心配やったもんで同じグループに変えてもらったんやけど…
失敗やったわ
ノチコ自分の事で一杯一杯やからボンの面倒なんてみられへんやん
コーチも多分おチビコースの人の方が子供教えるの上手いと思うねん。だからノチコにとってもボンにとってもこの変更は失敗やった〜
まずスキーの履き方•脱ぎ方教えてもらって平らなところでストック使って漕いで…って一通りやるんやけど、スキー脱ぐ時に後ろのストッパーみたいなのをストックで押しながら足上げるって体制で脇腹の筋違いかけ、ストックで漕ぐので二の腕の筋肉に限界を感じ、さっきの小高い雪山を滑り降りるって練習で「無理かも」と感じるダメダメなノチコ…
じゃあ実際滑ってみましょ〜って斜面に移動する辺りで「ギブアップ」を本気で考え始めたね
スキー板を「ハ」にして滑って止まる時は後ろを広くして〜って言われてその通りにしてるはずなのに全然止まらねぇ
周りも同じ超初心者コースの人だから「どいて〜」って言うても無理やん…
止まらへんやん…
お尻ついて転ぶしか止める選択肢がなかったよ
こけてから気づく…こけ方も起き上がり方も教えてもらってないぞコラ
斜面行くまでにボンが何回も転んでて、その度スクッと立ち上がってたから簡単なのかと思いきや…
「あれ、私の足どーなってます」ってプチパニックになるくらい足首が曲がらないので立てない
勢いで立ち上がろうにもそっち側が斜面…って思うと転げ落ちるリスクが頭をよぎり…
もがいてたらコーチが助けに来てくれて、立ち上がり方教えてくれたけど、その通りにしても立てねぇの…
見兼ねたコーチが立ち上がらせてくれたんやけど、なんであんな滑るもん履いて斜面に立ってるのに人引っ張り起こしたりできるかね〜
コーチのスキー板の裏にはアイゼンの歯でもついてるのかしら
お教室のメンバー8人のうちお嬢を含む半数はそこそこ上手になってたものの残りのメンバーはまだまだヘッピリ腰で怖々滑ってるのにコーチが「次はリフトき乗ります」とか言いやがりましてね
リフト並んでる列の横からお教室のメンバーがコーチの周りに固まってリフトに乗るタイミングを教えてもらって〜
「信号が青になったら前に行ってください」ってコーチが言うたら、なんでか一番前で説明聞いてたボンがそのまま前に進みだしてね(笑)
コーチが慌ててボン引き止めて「ボン君はまだよ。今説明してるだけよ。」ってかなり焦ってらっしゃいました
リフト乗り場まで滑る時にコーチが「勇気を出してハじゃなくⅡで滑ってもいいですよ〜」って言うたすぐ後に「ボン君はやらないで」って止められてたし(笑)
リフトにはコーチが一番最初に乗ってその後皆一人ずつ乗るって言われて…
「乗るときはストックを上にあげて」としかコーチに言われず、リフト乗り場のおじちゃんにも「ストックあげて〜」って言われたのになんでかノチコストックと共にスキー板もあげなきゃだと思って座った瞬間から足を高々あげてたん。
ほならスキー板ってそこそこ重いから重心が前にいくじゃない
リフトから落ちてまいそーでメチャ怖いの
あれ、これノチコそのうち落ちやしないかいと本気で心配し始めた辺りで足を下に下ろすって事に気づく
間抜けな姿でリフト乗って一人焦ってる姿を誰にも見られてませんよーに
なんて心配してたけど、本当の試練はこの先にあったよね〜
リフトに乗るのはなんとかなる
問題は降りる時よ…
たしかにコーチが言うとった「降りる時は足ハですよ」って
そんなん覚えてないよね
降り口のお兄さんが「この線に来たら立って」って言うた言葉に上書きされてもたから素直に立つよね…足揃えて
猛スピードで滑り始める事にノチコパニック(笑)
リフト係のお兄さんが必死にノチコの右腕掴んで止めようとしてくれるものの、右だけ止められるから右回りに回転して、まだそのコースはノチコの技術じゃ無理ですコースの方へ滑って行き崖っぷちでかろうじて止まる…
ノチコの頭の中は「殺す気か〜」状態ですわ
もぅ嫌だ帰りたい…
そんな心理状態の中最後の斜面滑りへ…
リフト降り場から左に曲がった所にある斜面を滑って下まで着いたらお教室終了〜なんだけど、滑り始めるの左に曲がるところの段がすでに試練なのですが
かなりブレーキ強めでゆるゆるとその場へ向かってる間に初心者ではないちびっ子コースの子供達に追い抜かれ前を塞がれた状態で立ち往生してたら、それに気づいたちびっ子コースのコーチが子供達に「お姉さんに道開けてあげて〜」って言うたら子供達が一斉にどいてくれたのはええけど、ノチコそのちびっ子達に「頑張って」って応援されちゃった
最後の斜面は「ハの角度を変えると方向転換できるよ」ってコーチが軽く教えてくれて「できる人はやってみて」って言われたものの、方向変えるつもりなくノチコはブレーキかけたいのになんでかずっと右に曲がる…
そっちは崖よ
止まってストックで体支えながらスキー板の向きを左に変えて滑り始め、スピードが出てきて怖くなったのでブレーキってするとまた自然に右に曲がるので崖にまっしぐら…「アカンアカンアカン…」でこの日3度目のすってんころりん
でも流石に3回目はコーチに助け起こされる事なく自力で立ち上がることができました
成長したんじゃねぇ
三人の中で一番上手く滑れるよーになったお嬢が一番に下に到着〜
滑り方それであってるのかって感じやけど怖いもの知らずで最初からⅡで滑ってるボンがスピードあるから2番目に到着〜
ノチコその時点でまだ半分しか滑り降りてなかったですが何か
慎重に慎重を重ね石橋は叩き割るタイプなもんでね
なんとかノチコも無事到着〜
もしやノチコが最後かと思ったらノチコの後ろに3人も居てたわ…
しかも一番最後の少年は力尽きたのか最後コーチにストック持って引っ張ってもらってた
最後に全員揃ってるか確認してから解散〜
スキーの腕以外の面で手がかかったボンは最初コーチに「ボン君」って呼ばれてたのに途中「こら、ボン」に変わってて最後「この暴れん坊」って既に名前でもない呼ばれ方されてたよ
コーチ相当大変やったんやろな(笑)
お教室終わり時間に合わせてボード組が迎えに来てくれたのでしばしお茶タイム
ノチコは気力と体力の限界をむかえ残りの1時間は「見てる」宣言
誰かは子供について滑らなきゃなので、ノチコのレンタルした靴と板をお姉ちゃんが使って5人がリフト乗ってまた上に登って行かれました〜
これに乗ったらあの地獄のよーな降り場が待っとるんでしょと思うともぅ二度と乗りたくないわ
皆が滑り降りきたところで今日は終了〜
スタートが遅かったからボード組は物足りないだろけど、初心者スキー組はそれなりに満足したんではなかろーか
ノチコは最初から「最終日はやらん」って宣言してたからレンタルした道具は返しに行って〜
そのついでに子供達のレンタルしたスキー3点セットは明日もそのまま使えるよーに延長手続きして16:30に撤収〜
その場に居ると慣れるってのもあるんだろけど、晴れてるとは言え-9度とかって気温やったのにお教室中は汗掻いたし、それ以外でも全然寒くなかったから不思議〜
あ〜早くお宿帰って温泉入りたいわ〜
って所でまた続く〜