大島優子が見たらショックで入院しちゃうと思う「マーターズ」 | のっちのブログ

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40歳を過ぎた中年男の日々の思いや出来事を徒然と・・・


☆=20点
☆=20点
★=5点
☆☆☆☆

「トールマン」があまりにも面白かったのでパスカル・ロジェ監督の前作をDVDで。
「トールマン」とは違い全編血みどろのホラーサスペンスと聞いていたので、こちらのほうがより一層ダリオ・アルジェントに近いのかと期待していましたが、不思議な事に「トールマン」ほどのアルジェント風味は感じられませんでした。

そして驚きのストーリー展開という意味では「トールマン」と対をなすような部分もあるのですが、こちらは宗教的な要素まで詰め込んでいるためかあまり脚本自体には面白みを感じられなかったものの、巻頭シーンからの廃墟や地下室の雰囲気、主演女優ふたりの恐ろしいほどの体当たり演技、随所にちりばめられたショック描写などの演出が素晴らしく、監督の非凡なる才能を十分に感じさせてくれました。

ナ・ホンジン監督の「チェイサー」や「哀しき獣」のように、ストーリーよりも映画全体の雰囲気と、これでもか!というくらいの押せ押せのショック描写を楽しむ映画です。

パスカル・ロジェ監督の次につながる貴重な作品になったという事で★ひとつぶん点数をサービス。

(以下、ネタばれあり)

死後の世界に失望した時に死ぬのかな?希望を見出した時に死ぬのかな?