久々に,「創作・ティーバッグ折り紙」のコーナー。
今回,ご紹介するのは,コチラ↓
イメージ 1
第107作目「カエル2.1」(不切ティーバッグ1枚折り)。
使用紙は,Lipton社の「YELLOW LABEL」。

すでに何度か触れているので,新鮮さが全くなくなっている作品ですが,
正式紹介はこれが初めてという・・・。
6月に参加したOrigami USAのニューヨークコンベンションで,
講習してきた作品です(講習の様子はこちらで。)。

前々作の「カエル2.0」の改良版。
イメージ 2
あたまの部分に裏地が見えてしまっていましたが,それを隠しました。
その代償として,お気に入りだった口の半開構造が犠牲になりました><
表裏同色(即ち,白色)の包み紙で折る時は「カエル2.0」,
表裏異色の包み紙で折る時は今回の「カエル2.1」がいいかな。

本作,例えば,箸袋やレシートのような細長い紙であれば基本的に折れます。
両脚を分かれさせるために1か所,切込みが必要になりますが。

(創作:2013/1/10)


以下,ティーブレイクのコーナー。

日本折紙学会(JOAS)の機関誌「折紙探偵団MAGAZINE」(第140号)に,
NYコンベンションのレポート記事が掲載されました^^
イメージ 3
因みに,定期購読はこちらからどうぞ。


いよいよ3週間後,日本折紙学会(JOAS)が主催する折り紙の一大イベント
「第19回折紙探偵団コンベンション」が開催されます^^

主催:日本折紙学会
日程:2013年8月16日(金)~18日(日)
会場:東洋大学 白山キャンパス 1号館(東京都文京区)

私はもちろん参加します。講習もさせて頂く予定です!
皆さんも是非々々ご一緒しましょう!ご一考くださいね!
定員まで残り60人です!お申し込みはお早めに!(7月28日現在)
詳しくは,こちらをご覧ください。

★追記★
上記の「第19回折紙探偵団コンベンション」に合わせて発行される折り図集に,
本作「ティーバッグのカエル」の折り図を投稿していたところ,採用されたようです!
超嬉しい!!それにしても,今年は早くから発表されましたな~。
http://www.origamihouse.jp/book/original/orizusyu19/orizusyu_19.html

★追記★(2013年8月31日)
先日,ブログ仲間のKAZUさんがご紹介された笠原邦彦さんの作品
ケロケロかえる」と近いことが判明しました。
頭部(口や目)の構造は,同じようです。
ティーバッグの包み紙という変則用紙を使っているので,
このように先人の作品とかぶってしまうことは少ないだろうと
タカをくくっていただけに驚きました。

よく考えてみれば,この拙作を創った時に参考にさせて頂いたのは,
志保達也さんの「半開きのカエル」だったわけですが,
その志保さんが「半開きのカエル」を創ったきっかけが,
笠原さんの著書「ジョイ・オブ・オリガミ」の半開折りの技法に影響されてのことで,
このような繋がりが潜在的にあったことにも二重に驚きました。