朝生のゼロ原発に思うことは、エネルギーの事を考えている議論だ。既に大飯の原発の可動のみで、この夏を関電の管内で乗り越えている。従って、原発の他の施設も稼動しないで、良いのではと思えるのだが、安定した供給に対しての考え方が、異なるのだろう。
田原の司会でいつも噛み合わない議論に、怒りが湧いてくるのがわかる。大切なものを忘れている。福島の住民の生活の基盤と放射能の汚染による健康調査を確認し、安全な地域での再建だ。周辺の汚染の状況と農産品の汚染がどの程度なのか土壌の汚染がどうなっているかを調査し継続的にやらなければいけないのだ。
エネルギーが産業の基盤なのもわかるが、電力の消費がどうしてこんなに伸びてきたか、電力各社が、オール電化の快適なくらしを後押しして、産業界の電力消費よりも、家庭用の消費を拡大しているからだ。産業界の景気の低迷で、大手の企業の海外への移転などが加速し、工場の可動も年々下がっているのに、電力の消費をピーク時にあわせてモノを考える事から直さなければ、いけないと思うからだ。
照明のLED化を公共施設を全国に推進し、3年後には完了する。民間の会社もLED化を進めることだ。また、住宅の開発にオール電化の政策を見直し、複合的な省エネ住宅の建設に力を入れることで、電気の消費を抑えなければ、いけないのだ。
原発の立地自治体の多くの場合の問題に、交付金の制度の問題を絡めているから、自治体の反発を招いているので。政府が、現状の制度の保障をすることで、自治体も安心すると考えるが、青森の放射性廃棄物の問題に、最終処分地の問題をどうするかの議論が進まないことには、解決にいたらないのだ。
わたしは、以前から廃棄物をロケットで宇宙に放出する事で、地球の安全が保てると考えているが、国内の放射性廃棄物の量が、2万トンもあろうとは思わなかった。100トンをロケットで200基も打ち上げることになるのだが、ロケットの打ち上げの技術も進歩し地球上の地震の発生よりも、ロケットの打ち上げの失敗の確率の方が低いと思う。
様々な、考えはあるだろうが、放射能の汚染が地球上にまん延することの恐怖を考えれば、確率的な安全の高い方に考えを集約することも必要と思う。
廃棄物を地球上に遺棄する考えをするから、受け入れ先がないのであって、広大な宇宙に廃棄することしか、我々の生命の安全が保障されないと言うことなのだ。・・悲しいが現実だ。