大和路の旅    女人高野 | きななのアトリエ

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アトリエの住人、絵描きのきななと日本テリアのナユタのブログです。

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せっかく長谷寺まで来たので、もう少し足を延ばして室生寺まで行 ってみようということになりました。
 
長谷寺駅から近鉄で室生口大野駅へ。
 
 
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ここからバスで渓流沿いの道を15分ほど行くと室生寺に到着です。
 
バスは1時間に1本くらいしかありません。
ゆっくり時間が流れている感じがします。
 
 
 
女人禁制の高野山に対して、ここ室生寺は女性の入山も許されていたことから「女人高野」と呼ばれるようになり女性からも親しまれていたようです。
 
今では女人禁制なんて死語に近いですが、当時は女性の立場はとても低いものだったことがわかりますね。
 
現代社会でも男女平等とは言えない部分がたくさんありますが、当時からしたらすごい進歩です。
長い時間をかけて女性の先輩たちが頑張ってくれたおかげです。
私たちもバトンを繋いでいかないとね。
 
母の時代、私の時代、娘の時代と女性を取り巻く環境は大きく変化しています。女性の地位向上と共に責任も大きくなって、体力では敵わない男性と同じように仕事をしています。いつの時代も女性は頑張っているのですね。そんな頑張る女性の一人、娘の健康を気遣いながら女三代で室生寺へ。
 
 
 
この橋を渡って入山します。
 
 
 
凛々しい姿の仁王像に守られた山門をくぐり、石段を登っていくと、国宝の金堂があり
中には釈迦如来像、十一面観音像、薬師如来立像など国宝、重文の仏様たちが安置されています。
 
ここには薬師如来の眷属、十二神将もいます。
十二神将を見ると思わず自分の干支を探してしまいますね。
こちらの十二神将は小柄ながらなかなかのイケメンぞろいでしたよ。
 
ところが母の干支の像がありません。
代わりに小さな立札が・・・・・・
「出陣中」?
「どこかに戦いに行ってるのかしらね~、お仕事ってことでしょ。」なんて3人で談笑していたら・・・・・
 
その会話を聞きつけたお坊さんが「出陣中」って言わないでください。
県立美術館に「出陳中」なんですよ」って。
 
ほんと、よく見ると「陣」でなく「陳」でした。
失礼いたしました。
 
この会話がきっかけでお坊さんから「仏様の世界」の話をたくさんお聞きすることができ大変勉強になりました。
 
弥勒堂
この中には土門拳さんの写真で有名な横顔の美しい仏さまもおわします。
 
シャクナゲの季節はかなり込み合うようですがこの日は参拝客もまばらでとてもゆったりとした気持ちで
参拝することができました。
 
山深い室生の地に静かに佇む仏の世界に触れた気がします。
 
 
では、また音譜