昨日のテレビで、本当のドクターヘリの特集を偶然に観た。
まさにテレビドラマそのままの現状がそこには映っていた。
今夜の、コードブルーは最終回、事故ではないが身内を亡くしている私は医療ドラマには時々少し入り込む様だ。
思い出したので事故の話。
もう20年は前の話だが、忘れられない。
私はオフィスにいて、食事から帰ったばかりだった。
電話が入り、それは私の弟の秘書からだった。弟の運転も彼がしている。
慌てていて何を話しているか、分からない。落ち着いて話せ、と一括した。想像出来て来たので、大声で隣の部屋の自分の秘書を呼ぶ。
弟の車に横から出てきた車が突っ込んできて、まさに事故後すぐの電話だった。
救急車を呼んだ所だという、4名乗っていて前の運転席と助手席が助かり、ちょうど後部座席へ車は突っ込んだらしい。
弟と隣の部下は意識が無いらしい。後部座席は血で真っ赤という、ドアーが内部にへこみ、窓ガラスは全部割れているらしい。
救急車が着いたが、行く先をどうするかと聞かれているらしい。
事故現場からは、私のいとこの病院が近いので、そこへ急げ、受け入れは自分から電話しておくと云い切る。幸い、いとこがいてくれて簡単に説明して了解を貰う。彼の病院はかなりの大病院だった。
車で病院へ向かいながら、両親に連絡する、いきなり心配させられないので、大丈夫そうだからと告げ、病院へ来る様に云う。
私の方が病院へ先に着いてしまった。
車から運び出すのが大変なのかもしれない、と悪い想像ばかりが浮かぶ。
しばらくして救急車が着いた、テレビでよくみるシーンだ。
タンカーの上の弟は全身血だらけだった。同席した部下も同様で、二人共に意識はない。
名前を呼ぶが応答はない。
いとこのドクターの顔を思わず見る、これから良く調べるからと云い二人を連れて行った。
あれだけの血を見た事は、今までにはない。
本当に、綺麗で真っ赤なんだ。
もうすぐ両親が来る、落ち着かねばと言い聞かせた。
待っている間の長いこと、
どういう事故だったかを弟の秘書から聞いた。彼は若干震えながら説明してくれた。食事が終わり、側道から大きな道に出る前にトンネルがあり、全くノンストップでそこから走り出てきてぶつかった、らしい。弟の車はベンツだったが、後のドアーが内側へ食い込んで、当たった衝撃で弟はそこから隣の部下までぶっとび、二人は頭をぶつけあい、そして反対側のドアーへ体をぶつけたらしい。
ぶつけた車はフロントがペッチャンコらしい、社用車のバンらしい。
長くなるので話をまとめておくと、お陰さまで命に別条はなく、結果的には助かった。全身打撲は仕方がない、心配なのは頭だった。
今も時々後遺症には苦しんでいる、又車は運転するがトラウマというのか時々思い出し急に停車したりする事がある、という。
長くなったが、人生で良い先生を3人持ちなさい、という教えがあるがその通りです。
いとこは万が一の難しいオペに備えて、大学病院への搬送の準備もしていてくれた。全く感謝である。
ツモロウでは地域医療の問題が、コードブルーでは緊急医療の問題がテーマであった。誰もが、どこかで、決して遭遇しないという問題ではない。
お医者さんが少ない、から始まる様々な課題、これは国として取り組むべき優先課題だと思う。
もし、あの時、あの若さで弟を亡くしていたら、・・・・・考えるまでもなく私の人生は変わっていたと思う。
金曜日になってました、続きは次のブログで気分を変えて。