なによりもウイグルには元の東トルキスタン共和国に、チベットはチベット人民共和国に戻って欲しい。南モンゴルは元のモンゴルに吸収され、満州は清の後継国として国体を復元して戴きたい。そこまで進めば香港と台湾も立派な新興国として世界に認められ、ロシア連邦に属する21か国と共に国連に加盟することになる。そう、今は世界の歴史の分岐点であり、種族が民主主義を唱える時でもある。ロシアも支那も抑圧と強権で各種族を植民地化することなく、それぞれの自立に任せたらどうか。若しそれが不可能であれば自治州に変化し、共通の国を建てれば良い。米英独が良い例ではないか。その上で投票をして種族や「LGBT」などの代表を決めれば良い。多数決が正義であるのならそれで良いだろう。しなし支那では集団指導体制に依る多数決がなくなった。習近平皇帝が即位し、共産党の大好きな「上意下達」が定められたのだ。韓直人が言った「時間を限られた独裁」ではなく、永遠の独裁なのである。

 東日本大震災で全てを失敗しても、韓直人には後に政権復帰を叫び回るほどの小さな出来事であり成功したと嘘を付けるのだから、李克強の成功部分を切り取って習近平の手柄にすることなど朝飯前である。諫早湾の水門の件でよく分かる。李克強は言いたい。失策を訂正し正しい道に復帰させる方法をご存知か・・・と。過去10年、経済に於ける成功時案は全て習近平が盗り自分の手柄としたのだが、その後の手段はどうするのだ、と問うているのだろう。太子党の目で選んだ李強などに経済復興策が出来るはずがない。李克強は己の政治能力に自信を持っている。それが今回の全人代で見せた自信と未練であろう。実際に李強でどうなるかは分からぬが、従来の勢いが低減することは避けられないだろう。それと李克強の腹案は別物である。しかし、演説で一度も使わなかったように、「共同富有」は不可能だろう。経済を軍事の一部と見做さない考え方に「共同富有」は有り得ないのだ。まあ良い。が、習近平が失墜して政権が崩壊に至った時、大反乱が勃発しないであろうか。それが心配である。