トランプはマスクをしない。米国人はマスクをしない習慣があるが、マスクそのものの有効性を疑問視する知見もあるのだろう。反オバマを前面に押し出すトランプに対抗するバイデンはマスクを義務化し、大統領選の主要政策にしようとしている。日本の成功例を利用して、マスクの民主と謳い反マスクの共和党の対立構図を捏造しようとしているのだ。笑ってしまうねぇ。これが超大国アメリカの大統領選挙である。日本も笑っていられない。米欧やBRICSなどより2桁少ない感染者を騒ぎ立てて東京都知事選の争点とし、感染者減少のみに焦点を当てて具体的政策を明示出来ぬのだから似たようなものだ。大切なことは大至急、旧民主党が作った特措法を抜本的に改正して、命令と補償を明確化することである。そして、インフルエンザの祖のように重症罹患者を重視して、経済、社会活動を復元することである。インフルエンザによる患者は黙っていても、家に居て養生するのだ。

 テレビの影響力を重視するトランプは、急きょ黒いマスクが好きだと言い始めた。それも、ローンレンジャーのような黒マスクだと言う。僕は子供の頃、ローンレンジャーが好きでファンでもあったが、彼のマスクは怪傑ゾロの如きアイマスクであって、口を覆うマスクではない。トランプ一流のおちょくりだろう。あんな役にも立たぬマスクで顔を隠し、人間同士の接触を禁じて米国社会が機能するのか、と言外に匂わせている。確かにメディアの反トランプ宣伝は凄まじいものがあるから、「マスクは役に立たぬから反対」とは言えぬのである。そこでローンレンジャーの黒マスクである。僕はこれをとても気に入っている。そして、次に強行したのが独立記念日を祝う花火大会である。約40%の金鉄の支持層に向けた意思表示であろう。メディアに負けず支那とロシアが資金提供する人種差別反対運動にもめげず、ファウチなど医療専門バカの政治介入を阻止して「米国の伝統と歴史を守る」トランプの姿はとても大うつけとは呼べない。日本では反日メディアやお馬鹿専門家、政治集団はトランプを嫌う傾向があるが、僕は織田信長同様に大うつけトランプを支持する。