吉村洋文は医療崩壊と感染爆発が発生せぬように、事前から準備を怠らなかった。新事象に白痴同然の厚労省を頼らず、全精力を傾けて感染爆発に備えた。親インフルエンザ特措法が国の責任と権限を都道府県知事に譲渡する無いようなのだから当然とは言えるが、緑の狸は厚労省に従った。結果、どうなったあは統計数字が示す通りである。3年3か月の悪夢が招いた悪法とは言え、国民が選挙で選んだ旧民主党政権の置き土産である。もし、この劣悪な環境で立憲民主党が政権に居たらと想像すれば、国民は絶望するしかなかったであろう。霞が関一家は旧民主党に対しては「面背腹笑」であったのだから。いずれにせよ、厚労省に反して大阪独自の体制を取った事は大阪府民を救う事になった。次は経済の立て直しであり、社会活動の復興である。緑の狸はシャッポである都知事の冠を被っていても厚労省の呪縛から抜け出すことは出来ず、感染者経路、陽性率、重商病床の使用率等の統計を即座に把握することすら出来ていない。それでは出口戦略など作れるはずもなかろう。

 厚労省や東京都より一歩も二歩も先を行く吉村洋文には、他府県の魁となって戴きたい。何よりも特措法が無用の長物である事実を天下に晒し、霞が関一家の「不知新」を徹底的に叩いて戴きたい。それは大阪都構想の推進力となり、安全保障政策や緊急事態条項が如何に大切かを国民に知らしめる一助になる。そして米製植民地憲法が国民の生命、自由を十全に担保していない事実を身をもって証明する事になる。安倍政権と日本維新の会の進む道は違えども、目的は同じである。憲法を頑なに守ろうとしながら、その「大義」を憲法審査会で公開することもせず逃げ回っている野党4党に比べ、日本維新の会は立派な政党であろう。出来得れば下品でお馬鹿な吉本芸人とイメージが被らぬよう精進されることを願うものである。テレビに多く出演する吉村洋文だが、少々疲れが見受けられる。少々、ゆとりを持って緑の狸の如くコロコロと太るようになさっては如何か。