こんにちは、スタルペスです。
久しぶりに九州の山城を攻めてみました。
目的の城は、福岡県東峰村にある「松尾城」です。
※さぁ、いよいよ松尾城へ登城です。
東峰村というより、小石原村といったほうが、皆さんにはなじみがあるのではないでしょか。
飛び鉋(かんな)の小石原焼と言ったほうが分かるのではないかと思います。
今は「天空の窯郷」と言って売り出しているようです。
※急斜面を10分ほど登っていきます。
その窯郷の福岡県東峰村小石原に、中世の山城跡があるということで訪ねてみました。
「松尾城」は戦国時代には、秋月氏の一族である宝珠山(ほうしゅやま)山城守の居城だったということが伝えられています。
※杉林を過ぎると、松尾城の石垣が見えてきました。
慶長5年(1600年)黒田長政が関ヶ原の戦いの功により、豊前中津から筑前に移封されたことにより、ここ松尾城も黒田の支配下となりました。
翌年の慶長6年には、領内の国境に6つの支城を設け、松尾城には黒田(中間)六郎右衛門統胤(むねたね)が城代となりました。
※松尾城、虎口の石垣です。
その後、松尾城は元和元年(1615年)、幕府の一国一城令により取り壊されたということですが、現在でも石垣や堀切などが鮮明に残っていて、小さいながらも堅固な城であったことが想像できます。
※松尾城の主郭は2段になっています!!
この松尾城を含む6つの支城は「筑前六端城」と呼ばれており、北から若松城、黒崎城、鷹取城、益富城(大隈城)、松尾城、麻底良(まてら)城であるといわれています。
※主郭下段には、建物跡の礎石が配列されています。
麻底良城を除く5つの城は、すべて豊前との国境に造られており、黒田長政がいかに豊前を恐れていたかが分かります。
実は、黒田長政は関ヶ原の功により、豊前中津18万石から筑前福岡(名島城)52万石に移封加増されます。
その豊前に入部したのは、ライバルでもあり、戦友でもある細川忠興です。
※主郭上段の東には櫓台が築かれていました。
豊前と豊後2郡39万9千石に入封した忠興は中津城に入りますが翌年、小倉に居城を移し、中津城には次男(その後、三男の細川忠利)を配置します。
※北側の斜面は、畝状縦濠が造られています。
豊臣恩顧の大名であり、関ヶ原では東軍の徳川家康に味方した黒田長政と細川忠興ですが、双方とも偉大な父をもち、関ヶ原前夜、両者の父親は京都と九州でそれぞれ第二の関ヶ原と言ってもいい戦いをしていました。
※東側斜面は3重にわたる堀切が築かれています。
黒田長政の父、黒田孝高(如水)は、豊臣秀吉の軍師として備中高松城の水攻めや、中国大返しなど奇想天外な戦略を駆使した人物です。関ヶ原の際は、九州の関ヶ原といわれる九州掃討戦を実行した人物です。
※北側側面にある横矢(石垣の部分です)。
一方、細川忠興の父、細川藤孝(幽斎)は信長・秀吉に仕え、歌人としても武人としても一流の人物ですが、石田三成挙兵の際は、田辺城の戦いで2か月に及ぶ籠城戦を完遂しこれにより、1万5千の兵が関ヶ原本戦に間に合わず、関ヶ原の影の功労者とも言われています。
※南側の横矢(石垣のある突出部)
実は、長政と忠興は義兄弟の間柄なのです。忠興の妻、細川ガラシャの妹、糸姫が黒田長政の正室なのですからまさに近い親戚となります。
この共通点の多い二人が筑前と豊前と隣り合う位置に配されたことは、家康の深い考えがあったのかもしれません。
ではなぜ、長政はなぜそこまでして忠興を警戒したのでしょうか?
※左に櫓台、向いは南側土塁
一つの説として、そもそも、この二人は仲がわるかった上に、「豊前中津年貢持ち去り事件」があったからではないかともいわれています。黒田長政が筑前に移封したときに、前任地の豊前中津の年貢を、そのまま福岡へ持ち去ったというものです。これに対して新たに豊前に入封した 細川忠興がカンカンに怒り、両家の関係が決定的に悪化したというものです。
※東から西にむけて主郭を写す。
長政は武断派の気性の激しい、忠興がいつ攻めてきてもおかしくないとして警戒したことから、豊前との国境に筑前六端城を配置したというものです。
さて・・いかがなものでしょうか?
※西側角の石垣から虎口の石垣を臨む
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この日のランチは、松尾城跡のすぐそこ(車で1分)のところにある「山乃茶家」さんです。
東峰村の蕎麦屋さんです。
10時から開店しているようで、11時前に入店しましたがすでに先客が数組入っていました。
※「山乃茶家」さんです。
さっそく、そばを注文しました。
ざるそばと思っていましたが・・・メニューをみると暖かいお蕎麦しかないようで、私は「肉そば」、家内は「きつねそば」を注文!!
これが・・・これが・・・旨いのなんのって・・・
だしもうまいし、肉そばの肉の味付けも絶品です。
※私の注文した「肉そば」
麺は太くて短いそばで、もちもちとしています。
いままでそばを甘く見ていました。
※家内の注文「きつねそば」
ここ「山乃茶家」さんの”そば”は絶品です。うちの近くにあればいいのにと思ってしまいます。
私も家内も、最後の一滴まで飲み干しました。
















