私はかつて、子供の意志を推し量る事なく

自分の理想とするサッカーを押し付ける

典型的なダメ親でした


サッカースクール・チーム練習・試合など

サッカーで何か気づいたことがある度に

彼の気持ちを理解しているつもりで

良かれと厳しくダメ出しをしていました。


当時の私はサッカーが上手くなるためには

この厳しさが必要であると信じ

息子の熱量が私と同じであると疑わず

彼の生活を週7日サッカー漬けにしていました。


一方で息子はどうだったか。


恐らくサッカーは楽しいけど

下手なことをすれば私から詰められる

あまり好きにはなれないもの・・・。

こんな感じだったのではないかと思います。


試合に出られなければ原因究明

練習で失敗をすればダメ出し

私が帰宅すれば自主練をしたのか確認

当然練習をしていなければ叱られる。

振り返れば枚挙に暇がありません。


この様な息子との関わり合いが

小学3~4年生の間の約2年間続きました。

子供の気持ちが理解できない

本当に未熟な父親であったと

心から反省しています。


この一方的に息子に厳しく接する期間中は

私の想像する成長曲線と全く重なることなく

息子のサッカーは伸び悩みました。


そりゃそうです。


自分がサッカーをやる度に

父親から一切褒められることなく

重箱の隅をつつく様な指摘や叱責をされれば

原因を作らないようにどんどん

サッカーが消極的になっていきます。

そしてサッカーが楽しくないという

自分の気持ちを抑え込んで

父親にいつか褒めてもらおうと

そのために頑張っていました。


いつの間にか息子は

私がサッカーに向けてもらいたかったベクトルを

私に向けるようになっていました。


こんな悪循環とすれ違いを

繰り返させてしまった息子は

地元弱小クラブで万年Bチームのサブで

深いところでサッカーが好きではないので

友達がサッカーで遊んでいても息子は混ざらず

他の遊びをしてサッカーから距離をおいていました。


自分の未来が少しも予測が出来ない無垢な子供に

人生を少しばかり先に経験しているだけの大人が

歩み方を教えるのではなく

結果だけを求め過程を追求しました。


この後私は自分の未熟さを

思い知ることになります。

息子の変化によって・・・。


少し長くなりましたので

続きはまた次回に。