関係者の方々にはすでに広く伝わっていると思いますが、時間が経ってしまいましたが こちらのブログにだけお越しになる方々へご報告させてます。
ベーシストの石田裕久さんが、5月9日の晩に原発性がんによりお亡くなりになりました。
石田さんの音には魂が宿っていました。音に魂を込める…そこに生きはったと言っても過言でないのかもしれません。生半可な気持ちで側に立つと ぶっ飛ばされそうなほどの気迫で、いつも真っ白な真っ直ぐな気持ちでステージに立っておられました。信じられないほどの集中力で、最初の一音から最後の一音まで、出す音に 相手の音に向きあっておられました。
ご一緒させて頂くこと、私のミュージシャン人生それだけが唯一の誇りでした。
この写真はSt.Jamesでのものです。
石田さんの同志でらっしゃる写真家の近藤斉さんの撮られた写真です。とても石田さんらしくて大好きな一枚です。
BASS 石田 裕久 Hirohisa Ishida
1961年 兵庫県尼崎市生まれ 追手門学院大学 在学中に Sonny Clark の ”Be Bop” を聴き Jazzに目覚める
21歳より ウッドベースを弾き始め 同時に 京都の藤ジャズスクールで 神田 芳郎氏に師事
24歳より プロ活動し 内外のミュージシャンとセッションを重ねる 共演ミュージシャンは 本多 俊之 向井 滋晴 東原 力哉 Hank Jones Donald Byrd Jimmy Heath Albert Heath など 多数におよぶ
ミナミのジャズライブハウスの老舗 セント ジェームスにおいては20年以上にに渡って レギュラー ベーシストをつとめる
高橋 俊男トリオ 藤井 貞泰トリオ 田中 武久トリオを経て 2013年に ベースとボーカルのユニット ” Little Brown”を nobuyo(vo)とともに結成 現在 活動中
ベースの演奏においては 魂を込めた 正統派のストロングスタイルとして 定評がある