ところで・・・世界で軽自動車というカテゴリーがあるのは日本だけなんです。
欧米人などとの体格差などが主な要因と言われていますが、実はスバルやホンダは過去に北米にも輸出をしていた時期があります。もちろんエンジンは800cc程度にされていましたが、充分受け入れられていたことを考えるとどうやら体格差の問題ではないようです。
小生が思うに、要は国土の広さと思います。日本人は欧米人と異なり狭い国土を移動するのに必要な手段として軽自動車を開発し、それが国民に受け入れられて現在にいたっているわけです。
これを小生は、携帯電話のガラケーならぬ「自動車業界のガラK」だと考えています。
難しい話になりますが、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)においてアメリカは軽自動車の枠組みを撤廃するように求めてきています。これはおかしな話です。日本は軽自動車枠の税率を普通車に比べて優遇しているのは事実ですが、輸入に関して制限をしているわけではありません。
ベンツの関連会社が輸入販売している「スマート」やスポーツカーで有名なケータハムでさえ軽自動車枠の車両を導入しており大変人気があります。
自らの国土(アメリカ)では開発を放棄しているわけですから、それをもって「関税障壁」などというのはおこがましいにもほどがあるでしょう。日本が市場を開放していないのならば仕方ないのでしょうが、現に写真のごとく正規輸入をしている軽自動車は存在しているわけですから。
日本にいたっては今年4月1日より軽自動車税が引き上げとなります。
その理由(言い訳?)のひとつに軽自動車の性能がコンパクトカーに比べて大差がなくなったからと言われていますがこれも大変おかしなことです。
「その1」にも記しましたが軽自動車は厳格な規制のもと、メーカー各社の技術のもとに現在の地位を確保してきたわけです。わずか16馬力しかなかった「スバル」360」が現在では当たり前に64馬力を誇るのです。このメーカーのたゆまぬ技術革新を直視しない官僚が「なんだ、普通車とかわらないんだったら税金上げちゃえばいいじゃん」と言ったかどうかは知りませんが、要はそういうことです。
昨年の軽自動車の販売台数は全自動車の4割に達しています。ダウンサイジングの世界的な波及もあっていまや軽自動車は注目の的になっていますが、そこから税金を徴収するというのは政策としてあまりにも安易ではないでしょうか?
とはいえ、現状1000ccまでのコンパクトカーの税率は年間29500円、1500ccまでは34500円であることを考慮すれば依然軽自動車の税率自体は優遇されています。
昨今は軽自動車界でも魅力ある車種がラインアップされてきました。
まぁ今回の税率アップを見込んでの投入ですが、今後随時紹介していきたいと思います。