2段モーションが来年から禁止されるそうだが、問題は規則そのものより審判の判断基準が定まっているのか、ということである。審判によって基準が違うのでは、「前はよかったのに今回は違反になった」という類の抗議が増加するのは目に見えている。今でさえ、審判によって違うストライクゾーンが揉め事の理由になることがしばしばあるのに、さらに試合のスムーズな進行を阻害するような規則を持ち込むつもりなのだろうか。一方で試合のスピードアップ化をうたい、その一方でこれとは・・・
 審判はあくまでも明確化されたルールを厳格に適用するのが仕事であって、個性を見せつける仕事ではないはずだ。現状でもストライクゾーンが審判によって違って釈然としないことが多い。こんなことでは
球界の改革などというのは絵空事か、とも思えてくるのだが。