新聞紙面を使って、秋元康がメッセージをおくっています
秋元さんといえば、日本に「女の子」というブランドを作った人じゃないでしょうか?
日本人の好きな「かわいさ」
かわいいを代表する女の子たちが、にぎやかに歌ったり踊ったりする姿は、それだけでその存在が価値となる
そんな「女の子」というブランド
ブランドから、何人もの「特別な」人がこれまでも出てきたと思うのですが、折り返し地点の秋元さんだから言えるコメントかなって思いました
最初はもっと歌が上手になりたい、とか、もっとダンスがうまくなりたい、とかいうとってもシンプルな向上心であったり
もっと喜んでもらいたい、というとっても素直なうれしさだったりして、スタート地点にはたくさんの人がいるのだけれど
ただただ一生懸命前を向いて走っていたら・・・気が付くと一人だけになっていて
一人になると、風も真正面から受けるし、時に人々の関心はよそに移っていたり、心無い批判が待っていたり
ひとりだけ突き抜けちゃた瞬間、ひとりだけ見える風景が違っていて、むしょうにさびしかったりでも戻れないのはよく分かっている
救われたいと思っても、だれも救ってくれないことは、本人がよく分かっている
誰も救ってあげられない、そうなんですよね
その場を自ら降りないことには、救われない
でも、降りたところで、やっぱり一人であることには変わりがないのだけれど
前田あっちゃんという若い女の子のそばに、心を預けられる人がいてくれたらいいな、と思います
自分を救うのは自分しかないけれど
でも、もし心を預けられる人がいたら、また自分の「あるべき場所」にもどっていく勇気もわいてくると思う
共感って簡単にいうけど、100%気持ちをだれかとマッチさせることはできない
あくまでもイマジネーションの世界
まして、その人が体験した、たぶん普通の人が体験することができないようなある意味特別な体験は、そう簡単に共感なんてできないのだと思う
これはだれかが特別というわけではなく、だれもが特別という意味で
だから、やっぱり、結局は一人であることを認識しなくちゃいけないのだけれど、それでもやっぱり時には心を預けたい
そんな風に思って、彼を文章を読みました