海外くらしをしていると、人と人との出会いと別れに接する機会が、増えます


もし私たちがふつうに日本に住んでいると、いつもおなじ顔ぶれの中でくらし、家族とともに寝起きし、毎日同じ風景を見ながら生活をするわけですが・・・



それが海外というあるいみ「非日常」な場所に、でかけそこで時間を過ごす



そうなると、同じように「非日常」な場所に集まってきた、「日常」ではおそらく出会うこともなかったであろう人たちと出会うことができます



またその「非日常」は、同じようにたまたま集まってきた人たちが、出たり入ったりする不思議な空間でもあるため、今日また新しい人と出会い、今日また仲良くなった人と別れる



そういう経験を、日本にいるときよりも頻繁に経験をします



毎日、「はじめまして」と新しい人と知り合い


毎日、「ありがとう、元気でね」と涙を流す



そういう経験を繰り返します



分かれを体験するって、つらいことではありますが、別れがつらいのは出会ったからこそ

分かれがさびしいのは、人の優しさを感じたからこそ


そんな風に心から感じることもできます



土曜日のバンクーバー空港は、ホストファミリーなのか家族なのか、友人なのかわかりませんが、目に涙を浮かべながら抱き合い別れを惜しむ人たちであふれていました



私がアメリカ留学中も、18歳で初めてホームステイを体験したときも、本当にたくさんの人とハグして、泣きながら別れを告げてきました


さびしいけど、心はあったかい


そういう経験がたくさんできたこと、今は本当に感謝しています



なぜなら、別れはまた人と出会いたいと気持ちも育ててくれるし、また人を好きになりたいと気持ちを強くしてくれるから



いい思い出でつながった人と心は離れることはありません

それを心から感じられることができるようになったのも、たくさんの別れを経験できたからだと思います



外に出ること

外に出ていろんな人に出会うこと

そして、たくさんの人を好きになり、別れの涙を流すこと



これって人生をまた少し豊かにすることじゃないのかなと思います



やっぱり人との出会いって、素晴らしいですから